【感想】『アーマードコアVI(AC6)』難しいけどロボゲーの傑作!ルビコン3で生きていこう
どうも強化人間のバルカズです。先日発売された「アーマードコアVI(AC6)」を、多くのプレイヤーが遊んでいるようですが、僕もPS5版をプレイして、すっかりコーラル中毒なので感想を垂れ流していこう。
「アーマードコアVI(AC6)」とは
- メーカー:フロムソフトウェア
- 発売日:2023年8月25日
- 価格:通常版:8690円/デジタルデラックス エディション:9680円/コレクターズエディション:29700円/プレミアムコレクターズエディション:57200円(各税込)
- 対応ハード:PS5/PS4/Xbox Series X|S/XboxOne/PC(Steam)
- 年齢区分:C:15才以上対象
- 備考:Xbox Series X|S、Xbox One版はダウンロード版のみの販売
8月25日に発売となった「アーマードコアVI(AC6)」。前作アーマードコアVから、約10年ぶりのナンバリング新作ということで歴戦のレイヴンたちも蘇ってきましたね。AC6の舞台となる惑星「ルビコン3」での新しい傭兵生活をエンジョイしよう。
今作ではシリーズ伝統のアセンブルの自由度に加え、グラフィックの大幅な向上、新アクション、エンブレムの作成と共有、ACと戦いを繰り広げるアリーナ、オンライン対戦、フォトモードの搭載などなど、シリーズ最新作にふさわしいパワーアップを遂げております。
ACに求められるものが全部詰まってる
10年間待たされたということでAC6にかかる期待はかなりのもの。それにAC6が応えることができたかどうか。
結論からいうと、今作は十分すぎるほどアーマードコアしております。
機体のアセンブルでは、たくさんある各種パーツから自分の戦闘スタイルに合わせた機体を組み上げることができる。そのデザインが、どれもこれもかっこいいんだわ。
デザイン面だけでなく機体各部の動きもこだわりを感じる。レーザーキャノンのチャージショットを撃った後のオーバーヒート時や、ストーリーを進めると手に入る特殊なキャノン砲などの動きは、メカ好きならたまらない部分。ストーリー上で登場するボスたちのデザインもイカしてる。「神は細部に宿る」と、どこかで聞いた気がしますが、メカをかっこよく描こうというフロムのこだわりを随所に感じます。
ストーリーは、ルビコン3という惑星で発見された「コーラル」という新物質の利権をめぐり、ルビコン3で各勢力の抗争が繰り広げられる中、強化人間であるプレイヤーが戦っていく。
フロムゲーでは説明不足な部分はユーザーの脳内補完で補うという、いわゆる「フロム脳」で楽しむものだけど、ことAC6に関しては割とわかりやすい内容なのも好感触。ブラボみたいにワケワカランことにはならないと思う。ミッションの選択でEDの分岐も用意されている。
またACシリーズではストーリー上、キャラクターの姿はなく、名前などの設定とセリフだけの登場となるのは本作も同様。だがセリフだけで「この人はこんな感じの人なんだろうな」とユーザー自身が色々と想像ないし妄想できるので、これだけで十分なんだわ。
ウォルターがイケおじなグラフィックだったり、エアちゃんが美少女姿で登場しようものなら、それはそれでアリかもしれんが、どういった人物なのか各ユーザーの想像におまかせしているのもAC6の良い部分ですな。
アクション面での大きな要素としては「スタッガー」という概念が新登場。相手にダメージを蓄積していくとたまっていくもので、限界まで貯まると態勢を崩して一時的に防御力を低下させられる。これは敵だけでなく自分も同様であり、いかに相手のスタッガーを狙っていくか、自分がスタッガー状態にならないようにするかが攻略のカギとなっております。
これは良し悪しあるような気がしますね。スタッガーを発生させやすいアセンを組む、という楽しみ方もできる一方、スタッガーを狙っていくのが重要なせいでアセンの幅が狭まるともいえる。
アクション面では、これまでのシリーズだと当てにくかったブレードが、ずいぶん当てやすくなっているのも大きな変化。威力も高いし衝撃力が高いためスタッガーさせやすいぞ。
機体のアセン、ストーリー、アクションと十分なほどアーマードコアしているので、ACファンの方は安心してください。
AC6は難易度が高い?死にゲーに慣れてる人と、そうじゃない人で好き嫌いは分かれそう
AC6の良くないところとして、本作の難易度の高さが挙げられます。チュートリアルに登場する惑星封鎖機構のヘリ、通称「ルビコプター」にやられまくった人も多いし、序盤の難敵として知られる無人兵器「バルテウス」は多くのレイヴンを葬っている様子。ここで「心が折れそうだ、」になってしまった人もいるでしょうね。
確かに難易度の高さは気になった。バルテウスの大量ミサイル攻撃とキャノンで翻弄されまくって、結局撃破するのに20戦くらいしたからなw。その後のシースパイダー戦も苦戦させられたが、ボス敵がやたら強めに設定されているのもAC6の特徴といえるでしょう。
特にバルテウスの場合、序盤ということもありアセンの自由度もあまりないため、人によってはマジで詰んでしまう。これロボゲーじゃなくて、死にゲーじゃな?( ´Ꙩωꙩ` )
なんだこのクソゲー!って投げてしまいそうにもなったが、これまでソウルシリーズやエルデンリングを遊んできた身としては、何度となくやられながらも、攻略の糸口を見つけていく流れは慣れたもの。やっとのことで倒せたときの喜びは格別だで。
どのボスも必ず勝ち筋が用意されているので「とりあえずボス2体置いといたろ^^」みたいな理不尽さや、それ避けられんやろ!みたいなシチュは、それほどでもないように思います。
それにACシリーズの攻略で困ったら、ガチタンを組んでいけばOK!
というのは本作でもそれなりに有効、もしもボスで詰んでしまったらガチタンで行くのもアリだね。あとガトリングガンを両手持ちするのも割と強いぞ。
AC6は、確かに難易度は高いものの、アセンとプレイヤーの腕次第で十分突破可能なものにはなっている。それにACシリーズ自体、難しいアクションゲームシリーズだったはず。記事書いてたらAC3の大仏みたいなヤツにスゲェやられた記憶がよみがえってきた。
フロムの死にゲーを嗜んできたプレイヤーならば、今作のゲームバランスに関しては許容できるというか、ちょうど良いといった感想を持ちそう。
だが爽快感のあるロボゲーを求めていたユーザーだと難しすぎてコレジャナイ感を抱いてしまうかもしれない。そのあたりで好き嫌いが分かれそうな作品ではあります。
AC6の気になる部分
個人的に気になったAC6の悪いところとしては、ターゲットアシストについて書いておきたい。PS5だとR3を押し込むことでターゲットを固定することができるんだけど、これをONにしている場合、右スティックは触ったら解除されちゃうので注意。これ説明不足だと思う。
あと現時点ではAC名やプレイヤーネームに日本語が使えないところも気になる点。敵ACなどは思いっきり日本語表示なのに、なんでユーザー側が使えないのか。今後のアプデに期待しておきます。
「AC6」はシリーズ復活にふさわしい作品だ!
フロムソフトウェア最新作「アーマードコアVI(AC6)」。発表以降SNSを中心に話題沸騰、トレンドがAC一色になる時代が来るとはなぁ。高いユーザーの期待に応えられる出来になっているかどうかドキドキしておりましたが、ゲーム内容はコレクターズエディション買ってよかったと思いましたね。むしろプレミアムコレクターズエディション欲しかったわ!
序盤の難易度の高さ、スタッガーを狙っていくのが基本のボス戦など、好き嫌いの分かれる部分がなくはないものの、アーマードコアに求められている要素を十分満たしており、死んで覚えるフロムゲーに慣れ親しんでいる不死者や褪せ人なら十分楽しめるはず。
またACのかっこよさに惹かれて遊ぼうかと思っている人も、詰みそうになったらガチタンで挑んでみたりと創意工夫で突破可能なので、アクション苦手な人でも、ぜひ遊んでほしい一作ですね。詳しくは言わんけどストーリーも面白いぞ。
10年ぶりの新作となった「アーマードコアVI(AC6)」は、シリーズ復活を告げる一作に仕上がっておりました。
「一度生まれたものは、そう簡単に死なない。」
アーマードコアは死んでなかった!
◆ばるらぼ!得点
[usr 5 size=20]
■良いところ
- AC等メカのカッコよさ
- フォトモードの存在
- 美麗なグラフィック
- 豊富なパーツを組み合わせて期待を組む楽しみ
- 先が気になるストーリー
- ウォルターやエア、ラスティといったキャラが魅力的
■悪いところ
- 序盤から難易度が高い
- ターゲットアシストが説明不足
- スタッガー要素は良し悪し
- AC名とユーザー名が日本語入力できない(アプデに期待)
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