【任天堂は否定】任天堂、自社IP保護のため『生成AI』に関して日本政府にロビー活動をしているらしい

昨今話題の「生成AI」について、任天堂がロビー活動を行っていると国会議員が報告しています。
自社IP保護のために働きかけを行っているらしい
様々な生成物が話題を集める「生成AI」。ネット上に存在するゲームやアニメなどの絵柄を取り込み、それらを使って作品を作り出したり、MAD動画っぽいものを誰でも簡単に作り出せます。一方で著作権上の問題が指摘されており、生成AIに関してはルール作りが必要なのではないかと議論されています。
任天堂も過去にダグ・バウザー氏や宮本茂氏が生成AIに関して発言してはいましたが、具体的にどのようなことを行っていくのかは不明でした。
今回、国民民主党の浅野さとし氏が生成AIに関してツイート。任天堂が自社IP保護のために日本政府に働きかけを行っていると報告しています。
昨日の私の最新の生成AIに関する投稿に対して、皆さんのコメントやご意見ありがとうございます。
— 浅野さとし🌿衆議院議員🌿国民民主党🌿茨城5区(日立市・高萩市・北茨城市・東海村) (@Asano__Satoshi) October 3, 2025
生成AIの利便性を認めつつ、クリエイターの権利保護が重要だと改めて実感しました。私の投稿が議論を呼んだことを、真摯に受け止めさせて頂きました。…
浅野氏の投稿によると、国内における生成AIに関する取り組みの中で「任天堂はIP保護のため生成AIの使用を避け、政府へのロビー活動も進めています。」と述べています。任天堂の生成AIに対しての具体的な活動はこれまで見えてきませんでしたが、政府に対してロビー活動を行っているというのは心強いところですね。
僕は生成AIそのものを真っ向否定はしないけど、実際「Sora2」のような生成AIを使って任天堂のキャラクターを利用した生成物もネット上に放流されており、生成AIに関しては問題が多いという印象。今のところ海賊版を簡単に作れたり、真偽不明の映像を作れたりと、使われ方に問題があるので一定のルールつくりは必要だろうとは感じます。
なお日本のデジタル庁は「Sora2」を開発したOpenAIとの協力を発表しています。
ガバメントAIの具体化に向けたOpenAI社との連携協力📣
— デジタル庁 (@digital_jpn) October 2, 2025
デジタル庁は本日10月2日、全職員向けの生成AI利用環境(プロジェクト名:源内)に、OpenAI社が提供する最先端の大規模言語モデル(LLM)を活用したサービスを新たに加え、職員が業務に直接利用できるようにする方針を決定しました。(1/2)
任天堂が政府へのロビー活動を否定
巷で噂になっている任天堂が生成AIに関して日本政府にロビー活動を行っているという話題について、任天堂が公式に否定しました。
当社が生成AIに関連して日本政府に対して何らかの働きかけをしているような事実はありません。当社は生成AIの活用の有無にかかわらず、当社のIPを侵害していると判断したものについては、適切な対応をとる方針としております。
— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) October 5, 2025
任天堂は公式Xにて「当社は生成AIの有無にかかわらず、当社のIPを侵害していると判断したものについては、適切な対応を取る方針」であると述べています。
また浅野さとし氏は、先日のツイートを削除し謝罪をしています。

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任天堂は否定してるのに、ロビー活動しているなら心強いってのはいかがなものかと
記事は直しました。