スポンサーリンク

【感想】PS5版『モンスターハンターワイルズ』自然豊かな世界を駆け回れ!モンハンとして普通に面白い

「モンスターハンターワイルズ」でのバルカズ

アストルティアから遠く離れた「禁足地」を冒険中。ハンタープクリポのバルカズです。今回は先日発売された人気シリーズ最新作となる「モンスターハンターワイルズ」を遊んだ感想をしたためていこうかなぁと思った次第。モンハン最新作は僕の目にはどのように映ったのか。その雑感をネットに放流していくぞ。

スポンサーリンク

「モンスターハンターワイルズ」とは

『モンスターハンターワイルズ』製品情報
  • メーカー:カプコン
  • 発売日:2025年2月28日
  • 価格:9,990円(税込)
  • 対応ハード:PS5/PS5 pro/Xbox Series X/Xbox Series S/PC
  • 年齢区分:C区分(15才以上対象)

「モンスターハンターワイルズ」は2月28日に発売となったモンスターハンターシリーズ最新作。対応ハードはPS5/PS5 pro/Xbox Series X/Xbox Series S/PC。僕はPS5版でプレイしております。

舞台となるのは「禁足地」と呼ばれる地域。この場所で数年前に「ナタ」という少年が保護されたことから物語が始まります。

「モンスターハンターワイルズ」のバルカズ

ナタは「白の孤影」と呼ばれる謎のモンスターの襲撃を受け逃げ延びてきたとのこと。主人公であるハンターは、結成された調査団とともに禁足地へ赴き、襲撃を受けた「守人」の救助と白の孤影を追い調査を進めていきます。

「モンスターハンターワイルズ」のバルカズ

これまでのシリーズ同様、モンスターと戦い、素材を集めて強い装備を整え、さらに強いモンスターとの戦いに挑むという基本的なゲームの流れは同じ。

モンハンワイルズでは、冒険する世界は刻一刻と状況が変化していき「荒廃期」「異常気象」「豊穣期」と大きく様相が変化。出現するモンスターの種類も変わっていきます。変貌するフィールドの中でハンターとして生きていく。それが「モンスターハンターワイルズ」です。

フィールドもセクレトのおかげで移動が楽!食事もクッソ美味そう

「モンスターハンターワイルズ」のバルカズとバーラハーラ

広大なフィールドを冒険できるモンハンワイルズ。広すぎると目的地に行くまでがダルくなりがちだけど、本作では「セクレト」という鳥っぽいモンスターに騎乗して移動できる。目的地まではセクレトが自動で動いてくれるので移動は快適!またフィールド上には簡易キャンプを設営することができ、ファストトラベル可能。セクレトとキャンプのおかげで移動に関してはストレスなく遊べます。

ワイルズのグラフィックはかなり綺麗。細かな部分まで書き込まれていて、ゲーム機の性能をフルに使っているなぁ。

「モンスターハンターワイルズ」で食事をするアイルー

フィールドもモンスターも、かなりリアル。環境が変化することが大きな特徴となっている本作では、グラフィックの良さはとても重要。乾燥した砂漠が一転して自然豊かな光景になるシーンとかは自然の凄さと恵みを感じるところ。これでグラが微妙だったらシーンの説得力も無くなっちゃうからね。気合入っててよかった。

PS5版では画質重視かフレームレート重視か選べるオプションが用意されているのも良いですね。画質重視だと30fpsくらいだったりするので、アクション重視な人はフレームレート重視に変えておこう。ただこちらに切り替えるとグラがボンヤリ気味になる。

虫系のモンスターも素晴らしくキッショいw。しかも虫系モンスターは、ラバラ・バリナ以外は単体で出現することは少なく、巣に行くと小さい幼体がわんさか出てくる。ネルスキュラベビーとか虫嫌いは卒倒するかも。

わざわざ虫嫌いの人のために、オプションでスライムに替えれる機能が用意されておりますが、苦手な人はONにしておこう。

特筆すべきなのは食事のシーン。携帯焚き火台などで食事を作り食べることで体力やスタミナ、何かしらの効果を得ることができるというやつ。この時にできる食べ物が、まあ美味そう。

「モンスターハンターワイルズ」で食事をするバルカズ
「モンスターハンターワイルズ」で食事をするバルカズ2

空腹時にこれ見せられると堪らん。深夜にモンハン遊んでる人は要注意!チーズとか肉とか食べたくなります。飯の描写にこだわった作品は過去にもあったけど、ワイルズのキャンプ飯はマジで目の毒やでw。

新モンスターは面白い。でかいモンスターも欲しかった

「モンスターハンターワイルズ」のモンスターと対峙するバルカズ

モンハンワイルズでは、新モンスターとしてタコが登場。「ヌ・エグドラ」「シーウー」といったモンスターは、従来のモンハンにはいなかったタイプということもあり新鮮さを感じます。シリーズおなじみのモンスターは過去に何度も戦ったやつらではあるし、ワイルズでもある程度その知識が通用するため、完全新規のモンスターがいるのは嬉しい。

そういえばシリーズおなじみのモンスターのイャンクックがいるんだけど、上位に行くと初っ端から戦えるんだが、まさかボコられるとは思わんかったw。クック先生とも呼ばれるモンスターだったけど、本作では上位にやってきたプレイヤーに試練を課してくる手ごわい先生となっとった。

「モンスターハンターワイルズ」で語るバルカズ

モンスターを狩ることで素材を入手して装備を充実させていくのがモンハンの基本。今作では素材が集めやすくなってるように感じます。目的の装備を作るために大量の素材が必要といったことがなく、下位ならば2~3回ほど戦えば必要素材を集められる。タイパが良くなってるのもうれしいポイントだ。

気になったところとしては超大型モンスターがいないところ。昔でいうところのラオシャンロンや、ワールドにいた「ゾラ・マグダラオス」みたいな、とにかくデカイ!って感じのモンスターが1体くらいはほしかった。

えっ?ジン・ダハド?ちょい物足りないなぁ。こいつが暴れまわっても、せいぜい山が吹雪く程度やw。ラオシャンロンとかマグダラオスは災害級だったぞ。

新アクションは狩りの魅力は増しているけど、説明不足な点も

「モンスターハンターワイルズ」で護竜リオレウスと対峙するバルカズ

モンハンワイルズでは、新アクションが用意されており、これまでのシリーズを遊んできた人でも新鮮な気持ちで遊べます。「傷口攻撃」は痛々しい気がしないでもないけど、ダメージを稼ぐうえでは重要だし、きっちり決まると爽快。またモンスターの攻撃に合わせて相殺を決めることができるとか戦いの幅が広がっていますね。

ただしチュートリアルに関しては適当。一応最初こそアクションに関しては教えてくれるものの、その後は、わからないことがあったらトレーニングエリアを使ってどうぞ。みたいな感じだ。

しかし新アクションに関してきっちりトレーニングエリアで教えてくれるかというと、別にそういうわけでもなく、ただネコ戦車相手にアクションを試せるだけ。「相殺」「鍔迫り合い」「集中攻撃モード」などは、じっくり教えてほしかった。

ほかにも、例えばチャージアックスは今作からはピザカッターみたいに刃先が回転してダメージが稼げるようになってるんだけど、それの説明なんか全くない。使って慣れろのスパルタ方式だ。

モンハンシリーズ既プレイなら、まだついていけるかもしれないけど、本作が初モンハンって人は不親切と感じるだろう。実際僕もTwitterで見かけるまで「どうやって出すんだこれ?」ってなったし。ちなみにやり方は、斧強化状態のときに斧で攻撃中にボタン押しっぱなしにするとピザカッターできます。斧強化ってどうやるのかって?トレーニングエリアで色々試してみてください。

またアクションに関してはモンハンワールドに近いことから、ややモッサリ感もあるかな。作品のテイスト的には、これでいいのかもしれない。

モンハンワイルズはストーリー重視

「モンスターハンターワイルズ」でのバルカズの背中を見ているナタ

モンハンワイルズでは、メインストーリーを進めていきながら調査をしていくわけだけど、過去作と比べて、主人公であるハンターのキャラクターが立っている印象。落ち着いた大人キャラになっているのは好感触ですね。歴戦のハンターといった風情を漂わせております。

ストーリーも暗い内容ではないため、気分が落ち込んだりすることがないのも良い。そのぶん予想外のことが、あまりなかったりするけども、下位クエストのラスボス戦はクエスト依頼主の部分も含めてアツい。こういうのでいいんだよ。詳しいことは君の眼で確かめてほしい。

「モンスターハンターワイルズ」で語るバルカズ

逆に、このハンターという人物は、いったい何者なんだろうかと思わなくもないw。プレイヤーの分身というか、これまでシリーズを遊んできたプレイヤーがゲーム上で具現化した存在みたいなものなのかもしれない。断片的な情報からあれこれ推察するのも楽しみ方の一つではありますね。

過去作と比べてもストーリーを重視したような作りになっているのも特徴的。これまでのモンハンだと、クエスト受注してモンスターを倒しに行くという流れだったけど、今作ではストーリーを進めていくと次のモンスターと遭遇して戦うことに~といったような感じで進んでいく。RPGテイストだなぁとは思いましたね。

各地を冒険しながらモンスターを狩ったり依頼をこなしたりしていると物語も進んでいく。自然な流れでストーリーを楽しみつつゲームが進行していくのも良いですね。

ただ遊んでいる最中にムービーが挟まることがあるのはマイナス。ここを見せたいんだろうな~とは思うけどね。

モンハンワイルズの気になるところ

「モンスターハンターワイルズ」でモンスターと化したオトモアイルー

モンハンワイルズには気になるところもチラホラ。まず快適に遊ぶためには、色々オプションをいじったほうがよかったりします。例えば画面酔いをしづらくするなら、モーションブラーは切るべきだし、カメラ距離の前後はいじっておくと吉。いじって好みの操作性にできるのは良いとも言えるけど、デフォでもうちょい洗練させれなかったのかなとは思う。自動納刀も最初から切った状態で良いよね。

上でも触れているように、慣れて覚えろ的なところは初心者にはキツイ。スリンガーとかもモンハンワールド履修済みなら問題ないかもしれんが説明不足。なんか武器にしろシステムにしろ、みんな知ってるでしょ?くらいのスタンスで作ってるのかしら。

ホットドリンクとクーラードリンクの復活も個人的には必要なかった。飲むのめんどくさいから、基本その辺にいる環境生物を採ってしのいでいます。いろいろ便利にするなら、砥石もなくしてよかったのでは?

あとモンスターと戦っている最中のアルマが邪魔。どうせ戦わんのだから遠目から見ているだけでいい。もちろん普段のアルマは良い人だし、クエストの受注もフィールド上であってもアルマに話しかけるだけでできるので、ありがたい存在ではあるんだが、ちょろちょろされるのは勘弁してほしい。

アプデ次第では長く遊べるモンハンになりそう

「モンスターハンターワイルズ」でのバルカズと仲間たち

「モンスターハンターワイルズ」はオープンベータも含めて遊んでいたんだけど、感覚的にはモンハンワールド2といった感じ。これまでとゲームシステムが大きく変わったという感じではないけど、モンハンとしては順当によくできているし面白い!気になる部分もあるにはあるけど、パチに行かずに済むくらいには遊ぶことができております。

「モンスターハンターワイルズ」は、むしろあまりモンハンシリーズを遊んだことがない。または全然やっていなかった人ほど楽しめるかもしれない。難易度も低めでオフラインであってもNPCの仲間を呼んで遊べるので、とっつきやすいはず。

今後のアプデで新モンスターや超巨大なモンスター、ストーリーではなかったようなクエストの追加などがあれば長く遊んでいけそうだ。

「モンスターハンターワイルド」の評価!

◆ばるらぼ!得点

4 out of 5 stars (4 / 5)

■良いところ

  • グラフィックが綺麗。食事シーンは本当においしそう。
  • キャラクリエイトの自由度が高い。
  • 広大なフィールドも、セクレトとファストトラベルのおかげで楽。
  • 新モンスターのタコは、これまでにいなかったタイプで新鮮。
  • 武器の新アクションや「相殺」「鍔迫り合い」「集中攻撃モード」「傷口攻撃」は面白い。

■悪いところ

  • 新アクションが説明不足。
  • クーラードリンク、ホットドリンクの復活。
  • 簡易キャンプが破壊されやすい。
  • 戦闘中のアルマが邪魔に感じる。

ランキングの「おうえん」よろしくね!