『ドラゴンクエストIII HD-2D』性別の撤廃と女戦士デザイン変更について堀井雄二氏が語る
発売が迫る「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のHD-2Dリメイク版。原作とは異なり、性別選択ではなくなったことや、一部のキャラクターデザインが変更になったことについて、堀井雄二氏と鳥嶋和彦氏が語っています。
DQ3 HD-2Dでの性別選択や女戦士のデザインが変更された件ついて
2024年11月14日に発売されるHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」。
このリメイク版では、オリジナルとは異なっている部分として、男女の選択肢がなくなり「ルックスA/ルックスB」という選択肢に変更。
また女戦士に関してはビキニアーマーが修正され、前張りアーマーの下に肌色に近い色合いのパンツが追加され、デザインがナーフされたと批判されています。
そのような中、先日行われた東京ゲームショウ2024にて行われた配信「ゲームクリエイターズトーク特番 With ゆう坊＆マシリトのKosoKoso放送局」にて、堀井雄二氏がこの件について触れています。配信ではマシリトこと鳥嶋和彦氏も同席しており、2人がドラクエ3リメイクにおけるオリジナルからの変更点について語っています。
Naz Chris(司会)：「すごい話題になってたのがコスチューム。当時とそのままなのか、どうなのかみたいなのが話題になってましたね。」
堀井雄二：「まぁね、色々規制もあってね。露出しすぎちゃいけないとかね。」
Naz Chris：「そこをあまり深堀する気はないんですけど、いいのに、だって、フィクションだけど、その中に主人公という、あなたが入って冒険するってことでいいじゃないって思うんですけど。違うんですかね。」
堀井雄二：「何ですかね。よく分からないですけどね、これについてはね。」
Naz Chris：「ゲームだし、フィクションというバーチャル体験でのノンフィクションだから、楽しければいいのにって思っちゃいますけどね。」
堀井雄二：「あんまり露出すると年齢が上がっちゃうっていうね。全年齢でなくなってしまうというのがあったりとか。」
Naz Chris：「当時そんなこと思わなかったですけどね。」
鳥嶋和彦：「コンプラっていう名の、ある種の、なんだろうな、「絶対神」。善の名を借りた悪みたいなものがあるじゃない。全員が不快感を覚えないなんてことはないわけ。だって綺麗・汚いとか、善悪は人それぞれ感じ方があるわけじゃない。物事は、根っこにあるのは、絶対にやっちゃいけないことがいくつかあって、それさえやらなきゃ後はいいじゃない？そういうのがないわけ。欧米の方から来てる、宗教的概念からくる性教育の考え方ってアメリカにあるじゃない。彼らのコンプラの考え方って本当に狭い。だから向こうでコミックス出す時には年齢で区切ってやらきゃいけない。少年ジャンプの漫画だったら13歳以上じゃないと出せない。全部リテイクいれなきゃいけない。訴訟が起きるそのために保険に入らなきゃいけない。こんなバカな国、本当に面倒くさい。そっから日本も悪影響を受けてやってるから。」
堀井雄二「主人公もね、男女選べるんだけど、男と女を選ぶって言っちゃいけない。タイプ1、タイプ2なのね。男女にして、一体誰が文句を言うんだろうって、分からない。」
堀井氏も今回の変更に関して色々思うところがあるようですね。その点ドラクエ10ならばプクリポで裸になれるので神ゲーといって差し支えないでしょう(？)。女戦士のデザインは、変更するにしてもダサいのがよくないのではって気もするが。
関連リンク：ドラゴンクエスト3 公式サイト
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