任天堂、発売前のゲームを配信し海賊版やエミュを視聴者に勧めていたヤバいストリーマーを訴える!賠償額が凄いことになりそう
任天堂のゲームを配信していたストリーマーの男性が訴えられました。しかも配信していたのは海賊版や発売前のゲームばかり。そりゃ訴えられますわ。
流出したSwitchソフトを配信していた人物が訴えられる
海外メディア「404media」が報じたところによると、任天堂はNintendo Switchの海賊版やエミュレートされたゲームを発売前に何度もストリーミング配信し、視聴者をSwitchのエミュレーターや、その他の海賊版ツールに誘導していたとされる男性を訴えていることがわかりました。
これまでも任天堂は、エミュレーターの開発を差し止めたり、著作権を侵害するツールを配布している企業を訴えたりしていました。しかし今回は、それらのツールを使用して動画配信を行っていた男性が、チャンネル閉鎖されても配信をやめなかったために訴訟に踏み切ったもの。
訴えられたのはEveryGameGuruという名前で知られるJesse Keighin被告。同氏はNintendo Switchの海賊版やエミュレーターを使用したゲームを配信したとされています。その中には発売前のものも含まれているという。またチャンネルが閉鎖されても、すぐに新しいチャンネルを立ち上げて配信を行っていたとのこと。
発売前にもかかわらずストリーミング配信されていた一例としては、最近発売されたばかりの「マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!」があったという。
さらに同氏は海賊版や流出したゲームの配信だけにとどまらず、視聴者に対しSwitchのエミュレーターや海賊版の入手方法などを教えており、任天堂に対しては「俺には1000の使い捨てチャンネルがある」「一日中配信をやっていられるぞ」などと自慢する挑発的なメールも送っていたという。なおJesse Keighin被告は、収益化されていたYoutubeチャンネルがBanされたのち、視聴者からの寄付を求めていたという。
任天堂は訴状で以下のように述べています。
「被告は過去2年間に少なくとも50回、少なくとも10種類の任天堂ゲームの海賊版のゲームプレイ映像を無断でストリーミング配信した。いずれも、それらのタイトルが一般に発売される前のことだった。これらのストリーミングは、すべて無断で、任天堂の正当な発売前マーケティングを侵害するものである。また、未発表ゲームの海賊版のダウンロードを促進、奨励している。被告のストリーミングは、任天堂の流出したゲームを長時間、解説なしでプレイするだけのものが多い」
訴状によると、任天堂は著作権侵害1件につき15万ドルの賠償を求めているとのこと。任天堂が言うように「過去2年間に少なくとも50回」海賊版のゲームプレイ映像をストリーミングしたということから考えると、控えめに見積もっても賠償額は750万ドル(約11億5000万円)になります。
海賊版の配信どころか発売前のゲームも配信し、さらには視聴者には海賊版やエミュレーターを推奨までしていたヤベェ奴。きっちりやられてほしいですね。
関連リンク:404media、Nintendoeverything
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません