岩田社長の言葉をまとめた『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』7月30日発売
岩田社長の言葉を集めた「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」が7月30日に一般書店で発売されます。
岩田社長の言葉をまとめた1冊
ほぼ日刊イトイ新聞は、任天堂の岩田聡元社長の言葉を集めた本「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」を一般書店で7月30日に、ほぼ日ストアでは先行販売で7月23日に発売することを発表しました。価格は1700円+税。
この本は、2015年7月11日に胆管腫瘍で亡くなった岩田社長が、ほぼ日刊イトイ新聞上での対談や、任天堂公式サイト上で行われた企画「社長が訊く」などで岩田社長が話していた内容を1冊にまとめた本です。監修は糸井重里氏、構成・編集は永田泰大氏が担当しています。
任天堂の元社長、岩田聡さんの本がほぼ日から出版されます。過去のほぼ日の記事と任天堂の「社長が訊く」の一部から岩田さんのことばを抜粋して再構成しました。宮本茂さんと糸井重里の特別取材も収録。ほぼ日での先行販売申込みは7/11、発送は7月下旬。一般書店発売日7/30。 https://t.co/qwM9Ukr2Og
— 永田泰大(ほぼ日) (@1101_nagata) July 1, 2019
HAL研究所でのプログラマーとして、経営者としても活躍した岩田社長、その後任天堂の社長になり「ゲーム人口の拡大」を掲げ、ニンテンドーDSやWiiを成功させました。この本には岩田社長の経歴、経験、価値観、哲学、経営理念、クリエイティブに対する思いなどが凝縮された本になっているそうです。
また本では岩田社長のことをよく知る、糸井重里氏と宮本茂氏の特別インタビューも収録されています。
「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」目次
・第一章 岩田さんが社長になるまで。
高校時代。プログラムできる電卓との出会い。/大学時代。コンピュータ売り場で出会った仲間。/HAL研究所黎明期とファミコンの発売。/社長就任と15億円の借金。/半年に1回、社員全員との面談。/もし逃げたら自分は一生後悔する。◆岩田さんのことばのかけら。その1
・第二章 岩田さんのリーダーシップ。
自分たちが得意なこととは何か。/ボトルネックがどこなのかを見つける。/成功を体験した集団が変わることの難しさ。/いい意味で人を驚かすこと。/面談でいちばん重要なこと。/安心して「バカもん!」と言える人。プロジェクトがうまくいくとき。/自分以外の人に敬意を持てるかどうか。◆岩田さんのことばのかけら。その2
・第三章 岩田さんの個性。
「なぜそうなるのか」がわかりたい。/ご褒美を見つけられる能力。/プログラムの経験が会社の経営に活きている。/それが合理的ならさっさと覚悟を決める。/「プログラマーはノーと言ってはいけない」発言。/当事者として後悔のないように優先順位をつける。◆岩田さんのことばのかけら。その3
・第四章 岩田さんが信じる人。
アイディアとは複数の問題を一気に解決するもの。/宮本さんの肩越しの視線。/コンピュータを的確に理解する宮本さん。/『MOTHER2』を立て直すふたつの方法。/『MOTHER2』とゲーム人口の拡大。/糸井さんに語った仕事観。/山内溥さんがおっしゃったこと。◆岩田さんのことばのかけら。その4
・第五章 岩田さんの目指すゲーム。
わたしたちが目指すゲーム機。/まず構造としての遊びをつくる。/暴論からはじめる議論は無駄じゃない。/従来の延長上こそが恐怖だと思った。/もう一回時計を巻き戻しても同じものをつくる。/ふたりでつくった『スマッシュブラザーズ』。/『ワリオ』の合言葉は、任天堂ができないことをやる。/ライトユーザーとコアユーザー。◆岩田さんのことばのかけら。その5
・第六章 岩田さんを語る。
宮本茂が語る岩田さん。「上司と部下じゃないし、やっぱり友だちだったんですよ」/得意な分野が違っていたから。/新しいことに名前をつけた。/違っていても対立しない。/一緒に取り組んだ『ポケモンスナップ』。/本と会議とサービス精神。/「見える化」と全員面談。/素顔の岩田さん。
糸井重里が語る岩田さん「みんながハッピーであることを実現したい人なんです」/会えば会うほど信頼するようになった。/みんなの環境をまず整えた。/どういう場にいてもちょっと弟役。/ずっとしゃべってる。それがたのし
いんですよ/病気のときも、岩田さんらしかった。/「ハッピー」を増やそうとしていた。
・第七章 岩田さんという人。
わからないことを放っておけない。◆岩田さんのことばのかけら。その6
岩田聡氏のプロフィール
1959年12月6日生まれ。北海道出身。東京工業大学工学部情報工学科卒業。大学卒業と同時にHAL研究所入社。1993年、HAL研究所代表取締役就任。2000年、任天堂株式会社取締役経営企画室長就任。2002年、同社代表取締役社長就任。
開発者としてさまざまな傑作ゲームを世に送り出す一方、 任天堂の社長に就任してからは、 ニンテンドーDS、Wiiといった 革新的なハードをプロデュースし、 自身のテーマである「ゲーム人口の拡大」に務めた。
■関連リンク
ほぼ日刊イトイ新聞
株式会社ほぼ日 (2019-07-30)
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元ゲーム業界人としてちょっと読んでみたいです。