【感想】Switch『ゼノブレイドクロスDE』惑星ミラで生きていくので探さないでください

どうも!約10年ぶりに故郷に帰ってきたブレイド隊員のバルカズです。
Switchで絶賛発売中の「ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション(ゼノクロDE)」をプレイしておりますが、そろそろプレイした感想をネット上に垂れ流そう。
最近ドラクエ10プレイ日記を書けなかった大きな理由がコレなのは言うまでもありません。
「ゼノブレイドクロスDE」とは
- メーカー:任天堂
- 発売日:2025年3月20日
- 価格:パッケージ版:7,678円:ダウンロード版:7,600円(各税込)
- 対応ハード:Nintendo Switch
- 年齢区分:C区分(15歳以上対象)
- 備考:量販店ごとに特典が用意
Nintendo Switchで発売中「ゼノブレイドクロスDE」。2015年にWiiUで発売された「ゼノブレイドクロス」の完全版です。
基本的なゲーム内容は変わっていないものの、グラフィックの強化、新要素の追加、さらにWiiU版でのエンディング後の物語が描かれるという文字通りの完全版となっております。
異星人同士の戦いに巻き込まれ消滅してしまった地球から、かろうじて脱出に成功した移民船「白鯨」は異星人の追っ手を振り切ろうと謎の惑星ミラに不時着。白鯨の居住ユニット「ニューロサンゼルス」を拠点に広大な惑星ミラを探索していきます。

惑星ミラには巨大な原生生物や様々な異星人たちがおり、そんなやつらとドンパチ賑やかにやりながら「ライフ」を探したりサブクエやキズナクエストをやったり、オーバードと殴り合ったり、巨大ロボ「ドール」を乗り回してみたりしながら生きていこう。
グラフィックが強化!キャラがかわいくなったぞ

最初にお伝えしなければならないのは何といってもグラフィックの強化。WiiU版から強化されたグラフィックのおかげで、元から異常に綺麗だったミラの風景が一段と素晴らしいものになっております。逆になぜWiiUでこれほどの世界を作り出せたのかというモノリスソフトのセンスに改めて驚かされる次第。



さらにオリジナルのゼノクロで批判されていたキャラモデルが大きく改善!昔の、何とも言い難い造形のキャラたちがゼノクロDEでは十分すぎるほどかわいく仕上がっているぞ。これならリンちゃんも僕のお嫁さんとして申し分ないな( ͡° ͜ʖ ͡° ) 。



でもニールネールちゃんもかわいいんだわ( ͡° ͜ʖ ͡° ) 。

キャラクター造形は人によってはゼノクロ最大のマイナス点といえる泣き所だっただけに、ゼノクロDEで大幅に可愛くなったのは本当に素晴らしい。その辺のモブのお顔はWiiU版と大差ないのはご愛敬。
ただグラフィックに関して残念な部分もあって、WiiU版でもあったようにNLA歩いていると、いきなりその辺にモブが出現したり消えたり、オブジェクトの表示が遅れてしまうこともしばしば。Switchの限界なのかもしれんが、もうちょっとどうにかならんかったのかしらと思いたくなるレベルではあります。
もう一つグラフィックに関して言うと、携帯モードでも画質が下がらない!これまでSwitchで発売されてたゼノブレイドシリーズは、携帯モードで遊ぶと見てわかるレベルで画質が終わってしまうんだけど、ゼノクロDEに関しては殆ど変わらない。寝転がりながらサブクエなどをやれます。やはりSwitchで遊ぶ以上、ゴロゴロしながら遊びたいからね~。
「クイックリキャスト」快適すぎィ!他にも色々便利になったな

追加された要素のひとつ「クイックリキャスト」。これは戦闘中にゲージを消費することでアーツのリキャストを待たずに使うことができるという代物。これが登場したことで戦闘面がずいぶん快適になりましたね。
ゼノクロでは戦闘中にキャラのボイスに対応したアーツを放つことでHPが回復したりする「ソウルボイス」というシステムがあるんだけど、WiiU版だとそれに応えるためにはアーツ回復待ちになることが多々あった。しかしクイックリキャストのおかげで直ぐにアーツをぶっ放せるので戦闘で有利に立ち回りやすくなっています。これには、ことあるごとに接近戦を要求してくるエルマさんもニッコリ。
それにしても戦闘バランスを大きく変える可能性がある新システムを大胆に導入したの、すごくないか?まあ元々戦闘バランスなんか、あるような無いような何とも言えないものだった気がしないでもないけど、クイックリキャストがあるとないとでは戦闘中の快適さも段違いだ。かつてWiiUで遊んだ人なら、もう戻れなくなるレベルだろ。

便利になった部分としては、仲間をいつでも変更できるようになったことも大きい。WiiUだとキャラ変えたい場合は当人にまで会いに行かなきゃならんかった。これがかったるくて結局エルマさんとリンちゃんとその他みたいな構成ばかりで遊んでいた気がする。ゼノクロDEではメニューから簡単に入れ替え可能になったので、キャラの組み合わせを楽しみやすくなった。
ナビゲーションボールも以前より見やすくなっているし、いつでも時間を変えれるようになったのも地味にありがたい機能、データプローブもすぐに設置できる、Yボタンですぐにマップを開けるのも便利だね(途中までクセで+ボタンから毎回開いていたけど)。ゼノクロDEは、WiiU版をやってた人ほど便利さに涙することでしょう。
「フレスベルグ」巡行形態で飛び回れ!

ゼノクロDEで追加された要素として新ドール「フレスベルグ」が登場。武装の変更ができない変わったドールではありますが、その真価は戦闘ではなく「巡行形態」に在り。
ストーリーを進めるとドールはフライトパックを装備することで空を飛べるようになるんだけど、フレスベルグでは個別のクエストが存在しており、それをクリアすることで「巡行形態」に変形して飛び回ることができるようになるぞ。
フレスベルグ巡行形態では、ハイスピードでミラ上空をビュンビュン飛び回ることができるのじゃ!さながらエースコンバットみたいなアクロバティック飛行を楽しめるんだが、今まで見ていたミラの風景を違った視点で楽しめるのが新鮮だ。


忘却の渓谷に鎮座する巨大リングをくぐってみたりとか、意味もなく宙返りしてみたりしながらミラの空を飛び回る。燃料が尽きようが関係ないぜ!コクピット視点も用意されているし、もしかしたらフレスベルグ巡行形態だけでもゼノクロDEの価値があるかもしれない。全員分揃えて編隊飛行しよう。金が尽きるけどロマンのためや。
キズナクエストをキャンセルできない!など気になる部分も残されている

オリジナル版から様々な面で快適になっているゼノクロDEではあるんだけど、基本は10年前のままだったりするので今の感覚でやると不親切な部分はまだ残されている。特に属性だのスパイクだのといった説明はTIPSみてもよくわからん。僕自身もプレイしたのが10年ほど前となると忘れていることも多いから、もう一度よく調べてみようとしても、どこ見ればいいのかわからんw。チュートリアルも少ないし。
既プレイの身でもよくわからない要素があったりするんだから、DEから始めた人は「なんて不親切なゲームなんだ!」って思ってもしょうがない。
そういえば敵との戦闘を回避する場合に納刀して一定距離離れると逃げれるけど、実はバトルコマンドから「撤退」を選んで15秒耐えることができれば逃げれるってこと、最近まで知りませんでした( ´Ꙩωꙩ` )。
10年経ってはじめて知ったんだけど!って要素があるのもゼノクロのヤベェところよ。僕が知らんかっただけが。
デバイスに関することも説明見逃したっけ?ってなったわ。多分見逃してる。
他にも、オリジナルから変わってないから仕方ない部分ではあるものの、ちょっとした選択肢次第で簡単に人が死んだりとか、悪名高い浄水場みたいな急なホラー展開とかも人を選ぶ要素か。急に後味の悪い展開があるのは令和を生きる者にとってはしんどいかも。次章を始める際に特定のエリアの探索率を一定値にまでしなきゃいけないのも、ダルいっちゃだるい。
それとキズナクエストをキャンセルできないのはナゼ?DEにする際に直せなかったのかしら?これがキャンセルできないせいで序盤の罠として名高い「リンとエルマ」で詰んでしまう人が続出しちゃうじゃないか。
さすがに公式もマズイと思ったのかクリア方法をTwitterでアップしたのは草生えた。
モノポン残念!ばるらぼ!のほうが早かったで(´∀`)。
罠キズナクエストでいうなら序盤から黒鋼の大陸まで行かされる「NLAの聖女」も大概だけどな。受けれるレベルの上限を上げることで初心者が詰んでしまわないようにとか、できなかったんだろうか。ほんとな~ぜな~ぜ?
惑星ミラで生きていきます

「ゼノブレイドクロスDE」で約10年ぶりにミラに帰還しているわけだけど、記事執筆時点では追加シナリオ部分までは進めておりませぬ。それでも100時間越えしちゃってるんだからボリュームやべぇ。
ゼノクロDEは時間を忘れて遊んでしまうな~。




序盤からどうやっても勝てない原生生物の隣を、正規ルートなのかわからん無茶苦茶なルートで駆け回り、忘却の渓谷で奈落に飛び込む。夜光の森に鎮座する謎の像に近づいてゴラァされる。ドールを手に入れて調子に乗り、格上のヤツと戦って壊され、白燐湖のでかくてキショい花に近づいてドールをぶっ壊される。
10年前もこんな感じで遊んでいたような、何もかもみな懐かしい。レベル差があって楽勝のはずなのにコロコロされるのも日常茶飯事、これぞゼノクロや!

欠点も多く残されている作品ではあるものの、ゼノクロDEの面白さの前には些細な事。そもそも「広大なオープンワールドを巨大ロボ乗り回しながら探索する」というゲームはゼノクロ以外に存在しないんだよな。
快適になっている部分はあれど基本は変わっていないため不親切な部分が残っていたり、人を選びそうな展開があったりと、相変わらずクセ強RPGやなぁと思いつつミラ生活を満喫しております。未だ探索率も100に到達していないし、追加ストーリー自体まだ遊べていない。マジでしばらくミラから帰れそうにありません。

この惑星で、生きていく
ブログを更新しなかったりドラクエ10を遊んでいなかったとしても探さないでください。私は元気です。
◆ばるらぼ!得点

■良いところ
- グラフィックが強化
- メインキャラクターのモデリングが大幅に改善
- 携帯モードでも画質が大きく損なわれない
- フレスベルグ巡行形態で飛び回るのが楽しい
- 仲間をいつでも変えられる
- UIを消したスクショが撮れる
■悪いところ
- 説明不足な要素が多い
- 人を選びそうな展開がある
- キズナクエストをキャンセルできない
- 装備が強いのか弱いのかわかりにくい
- 海外版ベースなので一部装備のデザインが変更されている
- 女性主人公で胸の大きさが変えられなくなった

関連リンク:ゼノブレイドクロスDE公式サイト
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