【感想/レビュー】Switch『ひみつのアイプリ あつめて！シークレットメモリーズ』女児向けキャラゲーとして良き！

2024/12/19/ 02:48:232024/12/20/ 01:15:42

ひみつのプクリポ バルカズです。

「ひみつの扉を開いたら、メイクにネイル、キラキラコーデにおしゃれして、ひみつのわたしに大変身！」

ということで先日発売された『ひみつのアイプリ あつめて！シークレットメモリーズ』をゲットしたので、その感想＆レビューをば。心を女児にして遊んでみたぞ。

『ひみつのアイプリ あつめて！シークレットメモリーズ』とは

「ひみつのアイプリ」は、2024年4月から放送が開始されたアニメと、それと同時に全国のアミューズメント施設にて稼働開始したトレーディングカードアーケードゲーム。あの「プリティーリズム」や「プリパラ」「プリチャン」「プリマジ」に続くプリティーシリーズ最新作。

「アイプリバース」と呼ばれる仮想空間上で活動するひみつのアイドル「アイプリ」。アイプリとして活躍する女子たちの姿を描いた作品で、基本的なシステムは、これまでのプリティーシリーズと大体同じです。

プリパラで脳をやられた僕からすると、アニメは大人しめな作風に仕上がっているように思っておったが「真実夜チィ」ちゃんが登場し始めたあたりから面白くなってきた印象。

今回の『ひみつのアイプリ あつめて！シークレットメモリーズ』は、そんなアニメを題材にしているリズムゲーム。以前レビューしているSwitch『プリパラ オールアイドル パーフェクトステージ！』が、アーケードで稼働しているゲームをSwitch上で手軽にできる！って感じの作品だったのに対し、こちらはアニメを題材にしたキャラゲーに仕上がっております。

また最大4人でのプレイに対応しているのは、友達や家族と遊べて良いと思いますね。

リズムゲームとミニゲームをやりながら「ひみつリスト」を開放！

『ひみつのアイプリ あつめて！シークレットメモリーズ』では、ライブやミニゲームをこなすことで「ひみつピース」を手に入れることができる。これを使って「ひみつリスト」を開放していくというのがゲームの流れとなっております。

ひみつピースは厳密にいうと「ひみつミッション」を達成することで手に入るんだけど、ゲームでやることと言ったらライブとミニゲームしかないし、遊んでいれば開放できるようになっています。

ひみつリストを開放すると、アニメのダイジェストを楽しめたり、「ひみつ手帳」にシールを貼ったりパズルで遊べたりできるようになる。アニメを見ていない人でも大体のお話は掴めるようになっており、各キャラがどういった人物なのかわかるのはいいですね。アーケードしかプレイしていない女児でも、これ一本であらすじは理解できるかと。

さて肝心のゲーム部分ですが、基本的には女児向けゲームであるということを理解したうえで言わせてもらうと、簡単すぎるほどでもないし、メチャむずいってわけでもないような難易度。

ライブ部分は、さすがプリティーシリーズだけあって気合が入っており大人でも楽しめます。収録曲は全9曲。

かわいいキャラたちが歌って踊るのは女児じゃなくても大好物な要素。僕はデザインは、みつきちゃん、キャラとしてはチィちゃんが好きなんだ。どの曲もアニメで使用されているおなじみの曲ではあるし、何よりかわいい！かわいいシールを手帳に貼り付けまくりたい。

リズムゲー部分はシンプル。右から流れてくるノードに合わせてボタンを押すというもの。難易度「かんたん」なら１つしかボタン使わないのでゲーム苦手でも大丈夫。ただシンプルすぎてやりごたえを求める女児熟女には簡単すぎるかも？でも「むずかしい」で遊んだら、結構間違えちゃったんだけど、わしも年かのう、。

本作にもサイリウムチェンジと同じような「バズリウムチェンジ」という要素があり、パチの筐体やデータランプみたいにビカビカ光り輝く姿をみることができます。ボタン連打でバズリウムチェンジを完成させろ！

なお、チィちゃんだけバズリウムチェンジできません。これは原作準拠ってことぉ！？どういう事情なのかはアニメをチェックしてみてほしい！

各キャラのモデリングはそれなりにキレイ。ジャギっているときもあるので、もっと綺麗にしてほしいと思わなくもないけど、グラがどうのこうのとか、フレームレートが～とか言い出す女児はそんなにいないとは思うのでこれで十分か。ただし携帯モードでプレイするとフレームレートの低下を体感するので、遊ぶならテレビモードをオススメ。

リストを見てわかるように収録曲は少なめだ。しかしアイプリは今年4月に稼働開始したばかりではあるし、曲がそこまで用意されているわけでもないので、これでも十分頑張っているほうかと。チィちゃんの曲「GIRA GIRA STAR」は比較的最近登場した曲だったりするしな。

ただ、アイプリの大きな特徴といえるコーデに関してはオマケ程度のものになってしまっている。これはしょうがないんだろうけど、コーデを楽しみたいって人はアーケードで遊びましょう。

ミニゲームはどことなくバカゲー感漂う作風。レベルを上げることで解放されていき、最終的に8つのミニゲームを遊べるようになります。アニメも最近はハジケ具合が増してきたので、ミニゲームのノリに違和感は感じませんｗ。

ひよこを拾ったり、ヴィクトリア校長に見つからないように隠れるといったものなどなどバラエティ豊か。拾ったひよこはプリパラ養鶏場に運ばれていくのだろうか。一方で間違い探しは難易度を上げると僕でもどれが間違っているのかわからなかったりと、なかなか手ごわい場面も。こういうのはむしろ小さい子のほうが気付きやすいかもしれんな～。

ライブもミニゲームもシンプルにできているものの、対象を考えれば十分な出来になっているように感じますね。最大4Pで遊べるというのも、クリスマスや正月が控えているこれからの時期にちょうど良いかと。またゲーム中の説明が子供でも分かりやすいように配慮されているのも地味にポイント高し。細かい部分だけど親御さんには嬉しい要素だ。

アイプリのキャラゲーとしての出来は良い！

『ひみつのアイプリ あつめて！シークレットメモリーズ』は、アニメのキャラゲーといった塩梅の作品。アーケードで稼働中のアイプリをSwitchで遊べるといったような代物ではありませぬ。しかしアイプリのアニメが好きな子ならば十分楽しめる内容に仕上がっているように感じました。

僕のようなオトナだとボリューム面での物足りなさを感じる部分もあるが、対象は女児先輩であることを考えればキャラゲーとしてはよくできていると思います。

収録曲の少なさ、コーデができないことなどは『プリパラ オールアイドル パーフェクトステージ！』的なゲームが将来的に発売されることに期待しておきます。

ということで、アニメ「ひみつのアイプリ」を、みんなも見よう！

関連リンク：ひみつのアイプリ アニメ公式サイト