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【感想】『ファイアーエムブレム 風花雪月』最近のシリーズで一番面白いFEかも!新要素が好きになれるかどうかかな

2019/10/31/ 06:18:01

Switchで発売された『ファイアーエムブレム 風花雪月』の感想です。まだクリアまでは進んでいないんですが、遊び始めてそこそこ経つのでFE風花雪月の遊んだ感想をば。

これシリーズでも傑作ではなかろうか。

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Switch「ファイアーエムブレム 風花雪月」とは

今回話題にする「ファイアーエムブレム 風花雪月」は、Switch向けに発売された任天堂の手ごわいシミュレーション、ファイアーエムブレムシリーズの最新作。過去3作品はニンテンドー3DSで発売されましたが、FE風花雪月では久々の据え置き機での発売となります。携帯機にもできるけどな。

任天堂の最新ハードでの発売ということで、グラフィックは過去作と比べて大きく向上しております。またシステム面でも通常の戦闘パートだけでなく、大修道院内で散策しながらキャラとの会話をするパートも用意されています。

そしてもっとも特徴的なのは、プレイヤーは3つの学級の中から一つを選んでゲームを進めていくという点でしょう。この選んだ学級によって使える仲間とストーリーが大きく変わってきます。

プレイヤーは大修道院で生徒たちを指導する教師として、そして彼らを指揮する指揮官として個性的な生徒達ともに戦っていくこととなります。

3つの学級それぞれのストーリーが楽しめる

ファイアーエムブレム風花雪月では、「黒鷹の学級(アドラークラッセ)」「青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)」「金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)」の3つの学級が存在しています。

学級長はパッケージにも描かれている3人のキャラで、アドラークラッセがエーデルガルド、ルーヴェンクラッセがディミトリ、ヒルシュクラッセがクロードです。彼らはそれぞれが3つの国の次代のリーダーでもあります。

ここで選んだ学級によってストーリーが大きく変わってきます。ファイアーエムブレム風花雪月は第一部「士官学校編」と激動の5年後を描く第2部「戦争編」と別れています。

戦争編では、同じ学校で学んできたはずの他学級の生徒たちと戦うこととなります。戦争だからね、仕方ないね。なかなかハードな展開が待っておりますが、三者三葉の物語が展開するのはボリュームがあります。

なお僕はエガちゃんの学級であるアドラークラッセを選んでおります。やっぱ女の子がいいよね。( ´Ꙩωꙩ` )まあどれを選んでも大丈夫なので、各学級にお気に入りのキャラがいるかどうかで選んでオッケーです。

気になるストーリーに関しては、よくできていると思いますね。3DSで発売された覚醒とIFはキャラはよかったかもしれないけど、ぶっちゃけるとストーリーは微妙だったし、世の中のレビューを見ても、ストーリーの評価はあまりよろしくなかった。

しかし風花雪月はスケールも大きいし、月並みな言葉だけどストーリーの先が気になる展開が待っております。ネタバレになるから言えないけど、先に進めたくなりますね。あと各章の冒頭に入るナレーションは雰囲気が出ていていいよね。

士官学校で生徒と交流!

ファイアーエムブレム風花雪月の大きな特徴である士官学校。本作ではガルク=マク大修道院内を散策して生徒たちと交流することができます。修道院内は結構広いですが、各エリアには直接移動できるため、そこまで探索のめんどくささはありません。

学校内では各施設を利用してキャラと交流したり、クエストをこなしたりします。クエストはお使い感があるけど、キャラとの交流は面白い要素だと思います。キャラとの会話も豊富に用意されているし、本作はモブ含めて全部セリフがついているので、つい全部聞きたくなってしまう。

ただ散策は人によっては面倒だと思う人がいるかもしれません。交流することで支援値が上がることもあるので、できればこなしたほうがいいけど面倒だと思うならスキップすることもできます。飛ばしてもフリーバトルで経験値は支援は稼げます。

お気に入りのキャラとお茶会して、うまくトークを成功させれば、体を眺めまくることができます。( ´Ꙩωꙩ` )IFみたいに触れられないけど、これはこれで良し。人によっては散策パートがメインという人がいるかもしれませんね。

できればスカウトはやっておいたほうが、外伝クエストの発生にも絡んでくるのでやっておきましょう。アイテムを配りまくって支援値をあげるのじゃ。

ベルナデッタちゃん地味に好き。

生徒を指導して育てていこう

プレイヤーは教師であり生徒を導く存在でもあります。本作ではキャラを育てる場合に、それぞれ伸ばしたいステータスを指導して伸ばすことができます。「個別指導」で一人ずつ指導してもいいけど、面倒な人は「おまかせ指導」でやることもできます。でも狙ったステータスを育てるためにも自分でやったほうがいいかな。

それぞれの生徒をどう育てるかを悩むのは、教師を疑似体験しているともいえそう。今作ではクラスチェンジが割と気軽に行えるため、育てる自由度そのものは高い印象。僕は個性を伸ばしていく方針なので、エガちゃんは相変わらず斧を振り回しています。

「計略」など新システムでより面白くなった戦闘!

ファイアーエムブレム風花雪月の基本的なゲームシステムは、従来のFEと同じくターン性のシミュレーションです。しかし今作からは「計略」「戦技」という新システムが登場しました。戦技はエコーズにもありましたが、武器の耐久力が大きく減るものの、強力な一撃を放てる必殺技のようなものです。

計略は一定の範囲に影響を及ぼすコマンドで、攻撃したり回復したりなど色んな種類が存在。「騎士団」によって使える計略が異なっています。これらを駆使しながら敵と戦っていきます。ただこれらの仕組みは万能というわけではなく、あくまでもサポート的なものにとどまっています。

計略は使用回数も少ないし、これを使っていればいいわけではないのでよく考えて使用する必要があります。あと騎士団のおかげで集団戦の雰囲気が出ているのが良いですね。これまでのシリーズでは一対一でのバトル演出でしたが、騎士団がいると大勢で戦っているような感じになるので賑やかでよいです。

バトル演出の強化は据え置きになったからこそなのかな。欲を言うならもっと騎士団の人数や戦っている感は欲しかったけどね。本作ではカメラワークも近くに寄ったりして見れるので、いろんな角度で戦闘シーンを眺めることができます。

敵の種類に新しく「魔獣」が登場。これはボスのような敵となっており、複数のHPのストックを持ち、一体で複数のマスを占有しているほか、障壁を展開しており一筋縄ではいかない相手となっています。

障壁を壊すことができれば、行動不能にさせることもできるので、計略や戦技を使ったりしながら、障壁を破壊して有利に戦いを進めていきましょう。正面からタイマンを挑むと、手ひどい反撃を食らうこともあるので、しっかり考えて行動しましょう。

こいつ強かったわ。

また本作では万が一負けてしまったり、行動を間違ってしまった場合には、「天刻の拍動」でターンを巻き戻してやり直しできます。回数制限ありですが、シミュレーションが苦手な人でも安心ですな。

かなり楽しめるFE新作に仕上がっていた

気になる部分も少し上げるとすると、散策は人によっては面倒と思うかもしれないといったところでしょうか。ただ上でも書いているけど、スキップできるし大きな問題でもないかな。

正直なところ個人的には大きな不満点は特にありません。グラフィックもいいし、BGMも良い、ストーリーもよくできている、戦闘システムも面白い。3つの学級があるので他の学級でのストーリーをみるために周回プレイしたくなる。

僕も熱心にFEシリーズをやってきたわけではないですが、今のところFEシリーズの中でもトップクラスに良く出来ている一本だと思います。シリーズ初めての人でも、やりやすいのではないでしょうか。

散策に関しては、ここが好きになれるかどうかで評価が変わってくる印象があります。育成も大きく変えてきているのでシリーズファンは戸惑う人もいるかも。ただそれらを加味しても全体的なクオリティは高い作品に仕上がっていると感じました。

ファイアーエムブレム 風花雪月、Switchで手ごわいシミュレーションをプレイしたい人や、キャラデザが好きな人、しっかりしたストーリーのあるゲームがプレイしたい人などに、おすすめの一本です!

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