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【感想】PS5『エルデンリング ナイトレイン』慣れてくると面白い!人を選ぶ協力型サバイバル死にゲー

「エルデンリング ナイトレイン」OPムービー

夜の王バルカズです。先日発売された「ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)」を遊んでおりますぞ。フロムソフトウェア「エルデンリング」のスピンオフではありますが、マルチプレイに特化した内容ということで期待半分、不安半分みたいな気持ちで遊び始めた今日この頃。そろそろ感想文をたれ流そう。

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「エルデンリング ナイトレイン」とは

『エルデンリング ナイトレイン』製品情報
  • メーカー:フロムソフトウェア
  • 発売日:2025年5月30日
  • 価格:通常版:5,720円(税込)デラックスエディション:7,480円(税込)コレクターズエディション:32,120円(税込)
  • 対応ハード:PlayStation5 / PlayStation4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Steam
  • 年齢区分:D(17歳以上対象)

「エルデンリング ナイトレイン」は、フロムソフトウェアから発売された「エルデンリング」のスピンオフ作品。名作死にゲーとして名高いエルデンリングのベースを引き継ぎながらも、協力型サバイバルアクションゲームへと大きく変貌したゲームとなっております。

「エルデンリング ナイトレイン」OPの巫女

かつて起こった「破砕戦争」。その影響で狭間の地は荒廃してしまった。さらに「夜の王」と呼ばれる謎の存在により大雨が発生、狭間の地は滅びの危機にあった。しかし「夜渡り」と呼ばれる戦士たちはそれに抗い、狭間の地にある島「リムベルド」で戦い続けていた。

プレイヤーの目的は、他プレイヤーと協力しながら3日間生き延び、3日目に出現する「夜の王たち」との戦いに勝利すること。

舞台となる「リムベルド」は出撃するたびに変化するフィールドとなっており、出現する敵やアイテムがランダムに登場。広大なリムベルドを探索しながらプレイヤーキャラを強化していきます。本作のプレイヤーキャラは1から作るのではなく、それぞれ特徴を持ったキャラから好きなものを選んで出撃するスタイル。個性が異なるので、ボスに合わせてキャラを選択していくのか、お気に入りのキャラを使うのかは自由。

エルデンリングを協力マルチプレイ向けに再構成したのが「エルデンリング ナイトレイン」です。

基本はエルデンリングだけど別物と思ったほうがいい

「エルデンリング ナイトレイン」での戦闘シーン

「エルデンリング ナイトレイン」は、基本的な部分こそエルデンリングから持ってきてはいるものの、プレイ感覚は別物。本家がアクションRPGだったのに対し、ナイトレインは「協力型サバイバルアクション」と銘打っていることからも、エルデンリングとは全然違うことがわかりますな。

一番わかりやすいのは「探索」の意味が大きく変わったことだろうか。元のエルデンリングでは、オープンワールドな狭間の地のあちこちを探索し、敵を倒し、装備を拾い、アイテムを集め、キャラを強化して自分なりのビルドを作り上げながら各地のボスを倒しつつ「エルデの王」なるものを目指したり目指さなかったりしましたね。

「エルデンリング ナイトレイン」3日目のボス前

しかしナイトレインでの探索は、キャラの強化のために行うもの。各地にある簡素な敵の拠点や教会などは、装備を手に入れたり強敵を倒して良いアイテムやキャラを強化するために用意された場所といった具合。まあゲームデザインがまるっきり変わっているんだから当然と言えば当然だけど、元のエルデンリングをプレイしていると、探索するという行動が全く違っていることに面食らうはず。

また探索するにしても時間が限られているのも大きな特徴だ。「フォートナイト」などのバトロワゲーにあるように、時間経過とともにフィールドが円形に収縮していく。悠長に探索している暇がないんだよね。

そのためエルデンリング ナイトレインでの探索は爆速!

ササっとアイテムを回収して、ザコは最低限倒し、強敵に挑んでレベル上げor装備ゲット。慣れているプレイヤーは、マジでテキパキと回収と探索を済ませていく。新アクション「疾走」のおかげでフィールドをトレント並みの速さで駆け抜けていくからな。

いやもう早すぎる!僕はついていけるだろうか、この探索のスピードに、、みたいなオサレポエム気味な文章を書きたくなってしまうほど早い。僕がナイトレインを始めたのは発売から2~3日しか経ってなかったように思うが、もうみんな熟練のプレイヤーなのかってくらい迷いのない動きであった。

僕はそれについていくだけで精いっぱい。正直言って初見プレイ時は何していいかわからなかったのもあってか、すごく疲れましたw。ただ何回かプレイしていると、慣れているプレイヤーの後ろをついていくだけでも、わりかしどうにかなることに気づいた。

それでも探索に関しては、もうちょっと落ち着いてやりたいなぁ。時間が限られているせいで効率重視になるのはしょうがないけど、常に急かされているようでソワソワする。

全キャラ共通の新アクションとして「壁ジャンプ」も登場。これを使えばちょっとした段差や壁くらいなら簡単に超えていけます。むしろこれを積極的に使ってピョンピョンしていかないと高台に行けなかったり、他プレイヤーについていけなかったりする。トレントがいなくなった代わりに「疾走」や「壁ジャンプ」で移動してね~ってことなんだろう。わりと快適ではあります。

「エルデンリング ナイトレイン」フィールドにいるドラゴン

アクションに関しては、それぞれ個性の違うキャラから選んで出撃するというスタイルは「エーペックスレジェンズ」「オーバーウォッチ」などを思わせますね。選べる「夜渡り」たちは固有能力である「アビリティ」、固有技「スキル」、必殺技「アーツ」を持っており戦い方が異なっている。

「追跡者」ならクローショットを用いて素早く移動できるうえに、ロマン武器の「襲撃の楔」で強力な一撃を叩き込める、といったように個性を生かして戦っていく感じだ。ただボスによっては遠距離攻撃ができるやつがいたほうが格段に楽になることもあるので、誰を選ぶかは自由ではあるものの、全員一通り触っておいたほうがいいかもしれぬ。

「死にゲー」らしく高難易度!ソロ攻略は無理ゲーかも

「エルデンリング ナイトレイン」ボス「グラディウス」戦

エルデンリングのスピンオフというだけあり「死にゲー」らしい高難易度っぷり。協力プレイでどうにかこうにかなるかと思いきや、ヌルゲーになっているということは一切なく、殺意たっぷりなボスたちが用意されております。道中の強敵も、ガーディアンゴーレムなら簡単に倒せるけど、いきなり「忌み鬼」出てきたときはビビったで。

マルチですら高難易度なんだからソロ攻略なんかは無理ゲーに近い。よっぽどエルデンリングに慣れていないと厳しすぎて脱落するだろう。そもそもマルチが苦手なのでソロで挑みたいって人も一定数いるとは思うけど、そういう人は、相当な覚悟を持ってプレイしていただきたい。実際ソロ難易度が高すぎたことから、アプデで少し簡単になったらしいけど、それでも十分難しい。ソロで途中までは行けたけど、未だ3日目まで生き残れないんじゃよ、。

最初はイマイチでも慣れてくると面白いかも

「エルデンリング ナイトレイン」ボス戦

「エルデンリング ナイトレイン」、最初の頃は何やっていいかわからず、みんなサクサク進んでいくことに戸惑いながらなんとか遊んでいたという感じで、正直思っていたのと違うなぁと微妙な評価になりつつあった。前作をやってる人ほど「エルデンリングっぽい何か」といった印象のはず。チュートリアルも、あるんだかないんだかわからんようなものだし、訓練場はアーツゲージが初期に溜まっていないためにアーツの試し打ちがしづらかったりと不親切な部分も目立つ。

しかし何度も挑戦し、何をするべきかわかり始めると徐々に面白く感じるようになってきた。もしかしてこれ、スルメゲー?( ´Ꙩωꙩ` )

3人でグラディウスを撃破できたときは、協力プレイの面白さと強力なボスを倒せた達成感を味わえて脳汁ブシャア!みんなで協力して強いボスに挑むというのは、どことなくモンハンっぽさもあるような気がしますね。

一回出撃して3日間生き延びたとすると約45~50分くらいかかるんだけど、この時間にエルデンリングらしい死にゲーと協力プレイの旨味が凝縮されております。

「エルデンリング ナイトレイン」レディの登場シーン

一方でエルデンリングはじめフロムゲーに触れてこなかった人が、いきなりナイトレインから始めると、何が何やらわからないまま終わってしまうだろうなぁとも感じる。面白くなってくるのがボスを一体倒せた辺りからなので、そこまで遊ぶことなく投げちゃうかも。

「エルデンリング ナイトレイン」は、エルデンリング本編よりも人を選ぶゲームになっている。本編プレイ済みやフロムゲーに慣れ親しんだ人向けか。

さらに時間制限の中でアレコレやらねばならないため、何回も遊んで慣れていくしかない。まったり探索しながらアイテムや装備を集めて、レベル上げて~みたいな悠長なプレイはできない。夜の王を撃破できなかったら再度最初からやらなきゃいけないのも人によってはキツイかも。

だけど不思議と何度も遊んでしまいたくなるんだよな。これは協力プレイでの達成感を味わいたい、もう一度チャレンジしたいという死にゲーの面白さがしっかり詰まっているからだろう。

「エルデンリング ナイトレイン」、協力型死にゲーとでもいうゲーム内容でフロムゲー入門用としてはオススメできないので、もしエルデンリング本編をやってない人は、まずは本編をプレイしてください。そのうえで味変したくなったらナイトレインに手を出すって感じでよいかと。

ボスを協力して倒したときの達成感は格別!グラディウス戦の動画を撮っていたおいたので、記事と合わせてチェックしてくれい。

「エルデンリング ナイトレイン」の評価!

◆ばるらぼ!得点

3 out of 5 stars (3 / 5)

■良いところ

  • エルデンリングの世界観を引き継いでいる
  • 本編同様の高難易度
  • グラフィックが綺麗
  • 協力してボスを倒す面白さ
  • 気軽にできるマルチプレイ

■悪いところ

  • チュートリアルがあってないようなもの
  • 訓練場でアーツがすぐに使えない
  • ゆっくり探索できない
  • ソロは高難易度すぎる
  • ボリュームに不安がある、今後のアプデに期待

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