【感想】Switch『スプラトゥーン3』安定して面白いんだけど、前作ユーザーは物足りなさを感じるかも？アプデに期待！

2022/11/14/ 01:05:29

Nintendo Switch期待のキラータイトル「スプラトゥーン3」。僕も発売以降ずっと遊び続けておりますが、そろそろ感想文をネットに垂れ流してやろうかと思い立った今日この頃。

満を持して発売となったスプラトゥーン3、どんな作品に仕上がっていたのか評価していきたいと思います。

Switch「スプラトゥーン3」とは

NintendoSwitchにて9月9日に発売された「スプラトゥーン3」は、人の姿になることができるイカ「インクリング」たちが4対4で戦うアクションシューティング。相手を倒した数ではなく、地面を塗った面積で勝敗を競うナワバリバトルを基本に、ガチエリア、ガチアサリ、ガチヤグラ、ガチホコといったルールでウデマエを競う「バンカラマッチ」を遊ぶこともできます。

スプラトゥーン3では舞台が「バンカラ地方」へと移り、新キャラ、新しいステージ、新SP、ヒーローモード、サーモンランseason2、カードゲーム「陣取大戦ナワバトラー」そして新ブキカテゴリーとして「ワイパー」「ストリンガー」が登場。新アクション「イカロール」「イカノボリ」で戦術の幅が広がっている。

期間限定イベント「フェス」では3チームに分かれて戦うほか、フェス中には3チームでナワバリバトルを行う「トリカラバトル」が行われることも。様々な新要素が用意されたスプラトゥーンシリーズ最新作、バンカラ地方でイカしたイカになろう。

ナワバリバトル、バンカラマッチは安定の面白さ！

スプラトゥーンといえばナワバリバトル、敵を倒すのではなくステージを自チームの色に多く塗ったほうが勝ちというシステムはわかりやすいし、キルをとるのが苦手でも地面を塗って勝利に貢献できるのは、ゲームが苦手な人でも手を出しやすく革新的なルールだった。まあ説明不要なスプラトゥーンの基本ルールだし、いまさら説明しなくてもいいかもしれんけど、やっぱり安定して面白い。

僕みたいなエイム苦手な人でも楽しめるし、インクを塗った場所は自チームの得点になるだけでなく、相手からすれば移動困難になるので移動を阻害するように塗って導線を切るといった戦略もとれる。この辺に関しては初代の時点でボンバーマン並みに完成されている仕組みだけど、やるほどに完成されたゲームシステムだなぁと感じます。

スプラトゥーン3では「スポナー」が登場し、スタート、リスポーン位置をある程度決めることができるように。スポナーのおかげでチームが分散して動けるようになったほか、リスポン狩りもされにくくなったのは大きい。新ステージは縦長なものが多く、前作と比較して撃ち合いに重点を置いてるような印象。

ガチバトルこと「バンカラマッチ」では、フレンドとプレイできる「オープン」と「チャレンジ」の2つに分かれているほか、ウデマエメーターが変更。スプラトゥーン2では負けまくるとメーターが割れちゃってランクが下がったけど、今作では次のウデマエまでのポイントが表示される仕組みに変更。これ以上負けたら降格してしまうという不安を感じなくなったのは良い改善点。

バンカラマッチのルールはスプラトゥーン2とルールは同じで、ガチエリア、ガチヤグラ、ガチアサリ、ガチホコを遊ぶことが可能。どのルールも大きな変更はないけど僕がＡにすら上がることすらできてないのはきっと不具合、、

というのは冗談として、スプラトゥーン2から引き続き遊んでいる人ばかりなのか発売直後から上手い人が多かったね。スプラトゥーン3から始めた人は初っ端なからやられまくったかもしれん。まあ前作からやっててもやられまくってるけどな！

ナワバリバトルなどに関しては、ステージやルールのニュースをスキップできるようになったのは素晴らしい改良点。この改良だけでも個人的には点数アップｗ。ロビーで過去の対戦を振り返るメモリープレーヤー、細かいUIの改善なども評価できますね。

サーモンランでバイトに励もう

協力プレイ要素「サーモンラン」も「サーモンラン NEXT WAVE」とパワーアップして登場。新しいオオモノシャケやロッカーで飾れるアイテムの交換、そして新たなアクションとして金イクラを投げることができるようになった。たまにオカシラシャケ「ヨコヅナ」がやってくるようになったのも大きな変更点かな。ヨコヅナ全然倒せないけどｗ。

記事執筆時点ではNEXT WAVEというほどの大きな変化はないが、スプラトゥーン2でサーモンランばかりやってた人なら問題なく楽しめるはず。今後のアップデートで「ビッグラン」という要素が追加されるので、そこからがサーモンラン本番といえそう。

ヒーローモードは難易度高め

スプラトゥーン3には、これまでのシリーズ同様にソロで遊ぶヒーローモードも存在。今回はバンカラ地方で相方のコジャケ君とともに冒険を繰り広げるぞ。この手のシューターにおけるソロモードは、オンライン対戦のための練習として存在しているようなところもあるけど、スプラトゥーンの場合は謎多き世界の秘密をヒーローモードを進めることで解き明かしていく感じです。

ステージを進めることで少しずつ解読が進むオルタナログ、あちこちに転がっているミステリーファイルなどで様々な情報を見ることができ、スプラトゥーン世界の謎が徐々に判明していく。この辺はシリーズファンだと一層楽しめる部分ですな。

スプラトゥーン3では「オルタナ」と呼ばれる地下世界が舞台になっているんだけど、今作のヒーローモードは全体的に難易度が高めな印象。シリーズを遊んでいる人向けに調整してきてるのかな。エイムヘタクソな僕はレーンに乗ってマトを破壊しつつ進んでいくステージや、マトを逃したらダメなステージを何度もやり直したぜ。

一応シリーズを遊んでいても難しいと感じるので、エイム苦手な人だと投げちゃうところも出てくるかもしれない。しかし各エリアの全ステージをクリアしないと先に進めないという仕様ではないので、どうしてもクリアできないものは放置できなくもないので進めなくなるようなことはないはず。

ロッカーとネームプレートで差をつけろ！

個人的にスプラトゥーン3で好きな要素「ロッカー」。これは自分だけのロッカーを持つことができるもので、ザッカ屋やヒーローモード、ガチャなどで手に入れたアイテムで飾れるというもの。ロッカーは自分で作ったものだけでなく他プレイヤーのものを見ることができるぞ。

かなり自由に物を配置することができるので、プレイヤー次第で様々なロッカーを作ることができる。きっちりアイテムを一通りそろえたものや個性を爆発させたユニークなものとか、それぞれのプレイヤーの性格が垣間見える気がする。ドラクエ10とかのハウジング機能が好きな身としてはロッカーに凝り始めると結構時間を持ってかれてしまった。こういったクリエイト機能はハマるとマジで時間泥棒やでぇ。

ただザッカを買いまくるとお金が全然足りなくなってくる。ギアを買うのにもお金がかかるし、お金貯めにくいのはスプラトゥーン3の難点か。

ネームプレートも本作で新登場した機能、プレイヤーネームに好きな2つ名を飾れる仕組みだけど、まあネタに走っちゃうよねｗ。プレイヤーの個性をアピールできる要素はスプラトゥーン3の素晴らしい部分ですな。

現状では大きな変化を感じづらい等気になった部分

基本的によくできてはいるものの、現時点ではスプラトゥーン3になってから大きく変化したと思える部分が少ないため、スプラトゥーン2との差を感じづらい。ステージやブキの流用が多いため新鮮味に欠けるし、ナワバリバトルもバンカラマッチもルールに大きな変更がないため前作からのプレイヤーだと変化に乏しい印象。

ナワバリバトル自体ルールが完成されている分イジリにくいんだろうなとは思うけど、スプラトゥーン3を名乗る割には、、って感じちゃうんだよね。この辺りはスプラトゥーン2をやってる人とスプラ3から始めた人と印象が全然変わる部分だ。今後のアプデで新ルールが追加される可能性に期待ですね。

新ブキの「ワイパー」「ストリンガー」はクセが強すぎて玄人向き。何度も使ってるんだけど全然慣れない、相当練習しないと使いこなせる気がしない、マジ難しすぎるぞ。

またスプラトゥーン3では、バトル終了後に勝利側のエモートが表示されるようになったが、エモートによっては煽られてるように感じることもあるため好き嫌いが分かれそうな部分かな。

本作ではおカネを使う要素としてザッカを買ったりギアを買ったりするんだけど、おカネが稼ぎにくい。ガチャを回すにしても、一日一回だけ5000で回せるが、それ以降は30000はカネかかりすぎじゃない？ロッカーにこだわる人ほど金に困ってるのではなかろうか。おカネ稼ぎがしづらいせいでラクト談合も蔓延したと思う。

「スプラトゥーン3」面白い！今後のアプデにも期待

色々書いてきましたがスプラトゥーン3、何度も言うように基本部分の完成度が高いので安定して面白いのは間違いない。スプラトゥーン3はSwitchユーザーなら買って損はしない作品に仕上がっていると断言できますね。

スプラトゥーン2から引き継いでる部分が多いため、前作ユーザー目線だと現状では新鮮味が薄いけど、今後2年間は3カ月に1回のペースでアップデートが配信されるうえに有料追加コンテンツも準備されている。配信されるアプデでスプラトゥーン3の完成度が、さらに高まることに期待しておりますぞ。

それにしてもWiiUの初代からやってる身としては、スプラトゥーンがシリーズ3作を数えるキラータイトルに育ったのは感慨深いっすなぁ。