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【感想】『レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)』超リアルに表現された大人のための西部劇ゲーム!

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2

10月26日に発売となった「レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)」。早速僕も荒野のガンマンと化してニューオースティンの地を駆け回っております。

ロックスターゲームスの最新作ということもあり注目度の高い作品となっている「レッド・デッド・リデンプション2」。いったいどんなゲームに仕上がっていたのかの個人的評価を。

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「レッド・デッド・リデンプション2」とは

まずは「レッド・デッド・リデンプション2」について簡単に説明。本作は「グランドセフトオート」シリーズで知られるロックスターゲームスが開発したオープンワールドアクション。レッド・デッド・リデンプション2でもGTAシリーズのような広大はフィールドと自由度の高いゲーム性が売りとなっております。

レッド・デッド・リデンプション2の舞台は、西部開拓時代の面影が残る1800年代後半。前作レッド・デッド・リデンプションの12年ほど前のストーリーが描かれます。

プレイヤーはダッチギャングの幹部であるアーサー・モーガンとして、広大なニューオースティンを冒険します。ゲームシステムとしてはオープンワールドを採用しており、最初からどこでも行くことが可能。ストーリーも進行するのもよし、適当に狩りに繰り出すもよし、酒場で飲んだくれても良しと、プレイスタイルはユーザーが自由に選ぶことができます。

そして本作最大の魅力は西部劇な世界観。リボルバーを携え馬を乗り回し、無法者が闊歩する荒野を駆けまわり、銃撃戦や獲物の狩り、賞金稼ぎなどなど、映画的な西部劇の世界がゲームの中に再現されております。そのゲームシステムから前作は「西部劇版GTA」などと呼ばれておりましたね。

西部劇の世界を楽しむことができるオープンワールドゲーム、それが「レッド・デッド・リデンプション2」というゲームなのでございます。

作りこまれたレッド・デッド・リデンプション2の世界

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2
スクショはブログ用に圧縮されているので、実機ではこれより数段キレイです。

「レッド・デッド・リデンプション2」は、とにかくゲームでの再現具合がすごい。グラフィックが綺麗なのはもちろんですが、町の建物も西部劇そのままなものが立ち並んでいるしNPCの動きもリアル。町の中でしっかり生活が営まれております。

フィールドには人間だけでなく動物たちも生息。それらの挙動もリアルに作られています。アーサーが一緒に行動するキャンプのメンバーたちも、アーサーの行動次第で様々な反応をみせます。

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2
前作の主人公もいます。

細かいところだけど個人的には環境音にも注目。足音や馬の走る音、発砲音、動物たちの鳴き声、衣服のこすれる音。美麗なグラフィックと細かい環境音が再現されていることで、描かれる世界に高い説得力を持たせていますね。

プレイヤーの行動に対して様々なリアクションが返ってくるのがすごい。どれだけ作りこまれているのかと驚かされるばかりです。レッド・デッド・リデンプション2のグラフィックの綺麗さとフィールドの作りこみは、さすがロックスターゲームスと言える仕上がりとなっています。

「デッドアイ」で凄腕ガンマン!

戦闘システムは前作と同じ感じですね。基本はTPSなんですが、「デッドアイ」はもちろん健在。発動すれば周りの動きがスローとなり、敵にカーソルを合わせるとロックオン。早撃ちで敵を攻撃できます。デッドアイはプレイヤーの行動で成長していき、より強力な能力となっていきます。

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2
線条を変えるとしっかりグラフィックが変わるのは細かすぎる!

西部劇な世界ということもあり、登場する銃器はリボルバー式の拳銃やリピーターといった西部劇でおなじみの武器たちがそろっております。銃器はカスタマイズすることができるだけでなく、異なる弾を使用することも可能。前作よりも自由度が高まっております。

広いだけじゃない!様々なイベントがプレイヤーを待ち受ける

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2

レッド・デッド・リデンプション2には、前作にもあったワールドイベントも健在。フィールドを冒険していると様々な出来事が起きたり変な人物に遭遇できたりします。

またフィールドでの発見からサブ的な要素が始まることも。例えばバレンタインの町付近で見つけたものでは、血の跡が地面に残されていたんですが、それを追ってみると、、みたいなw。

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2
Z指定だけあってえげつないものがあったりします。

トレジャーハンターらしき人物と話してみると、宝の地図をもらい宝探しが開始されたりと、サブクエストもあちこちに用意されています。

しかしイベントでは無法者が突然襲ってくることもあるので油断してはいけません。別のギャンググループから襲撃されて5回ほどやられました( ´Ꙩωꙩ` )。逆にそのへんのキャンプにいた敵対ギャングを襲撃して身ぐるみも剥げます。血で血を洗うのが荒野の掟じゃけえのう。

広いフィールドというだけでなく、世界に様々な遊びが仕込まれており、それらを見つけクリアしていくだけでも楽しめますね。そこは前作とも似ている部分だけど、レッド・デッド・リデンプション2では、それらのイベントが豊富に用意されていて冒険を飽きさせません。

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2

フィールドに生息する動物を狩るのも重要な要素。その辺に生息する鳥やエルクなどの動物は、すべて狩ることができます。動物からは肉や皮などを得ることができ、食料にしたり売ってお金に換えたりできます。動物の種類は、図鑑を見る限りは178種類いるようなので、すべてを見つけて狩るとなると結構な時間がとられそうだw。なお魚は別枠で存在しているので、それも合わせると200種は越えます。

レッド・デッド・リデンプション2を遊びつくすとなると、かなりの時間泥棒となりそうです。

リアルだけど不便だったりダルかったりする部分も、、

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2

非常に作りこまれているレッド・デッド・リデンプション2。リアリティを追求したことで、ゲーム世界の説得力が前作より一層増しているわけですが、その結果として不便になった部分もあります。前作のプレイヤーでも一番戸惑ったのではないかと思うのは、武器を馬にしまうという部分ではないでしょうか。

前作では武器に関しては、GTA5のように全部ひとりで携行することができたんですが、本作ではリピーターやライフルといった長物の武器は馬にしまっている状態になることが多いため、降りて使用しようと思ったら馬に置きっぱなしになっているということがままあります。馬上では使えるため、降りて使えないのがなんとも不便に感じます。

キャラクターの動きもリアルになったことで変な慣性が働くうえ、もっさりした挙動となっています。GTA5をプレイした人なら、あのもっさり感を2倍にしたような感じといえばわかりやすいでしょうか。銃も狙いにくいし、リアルよりにしたことで全体的にもっさり気味なのよね。物を調べる際にも判定がちょっと厳しかったりするし、地味にストレスがたまる部分です。

体力やスタミナが分かりにくいものマイナス。マップの上に丸っこいアイコンが表示されるんだけど、直感的とはいいがたい。おそらく中心のアイコン部分が基礎となる値で、外側のゲージ部分が食料とかでアップしている分で合ってるよね?

あと超序盤の雪山パートがダルいっす。チャプター3まではチュートリアルみたいなものかもしれないけど、もっさり感を十二分に味わうことができます。ここで「おもってたんと違う、、」ってなった人もいるんじゃないかなぁ。

他にもボタン操作が独特なので、慣れないと誤射したり、△ボタン押しちゃって掴みかかってしまったりすることもよくあります。レッド・デッド・リデンプション2は操作に関してはストレスがたまる部分があるため、本作のマイナスポイントではないかと感じましたね。

あと「手配度」についても納得いかない部分が。ミッションをクリアして金目の物を回収して帰るというアーサーさんなんですが、残らず回収してやろうと探りまくっていたらいきなり手配されたんだけど、どういうことなの?( ´Ꙩωꙩ` )

ストロベリーという街でのミッションで銃撃戦になったんですが、現在300ドルの懸賞金がかかっております。これは仕方ないのか、それともやり方次第では懸賞金がかからなかったのか、うーんわからん。

普段悪いことをする際には、夜に人気がいないところでやるとか、目撃者も始末することで一応手配度を上げずにやることができますが、ちょっと説明不足な感じがあります。

説明不足といえばストーリーも途中から始まったかのような内容でわかりにくいですね。アーサーさんかっこいいからいいけど。

レッド・デッド・リデンプション2は「西部劇ゲーム」だ!

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2
ロックスター版のゆるキャン?

「レッド・デッド・リデンプション2」は、作りこまれた世界観に圧倒されるものがある一方、リアルにしたせいで不便に感じる部分や、ストレスがたまる挙動になっているところがあるため、人を選ぶゲームになっているように感じます。

そのため「西部劇版GTA」を期待したり、アクションゲーム的な面白さや快適さを重視する人は、もっさり挙動とリアルな要素にコレジャナイ感を募らせることになるかもしれません。

しかし本作の世界観に浸かれるなら最高のゲームとなります。リアルに再現された世界に、プレイヤーの行動で様々な反応を見せる世界は放浪しているだけでも楽しめるでしょう。不便と思える要素もリアルさを追求した結果そうなったのではなかろうかと。

レッド・デッド・リデンプション2は、アクションやTPSというよりは「西部劇ゲーム」として捉えるべき作品。ロックスターがゲームの世界に再現した西部開拓時代は、すさまじいつくり込みでプレイヤーを楽しませてくれます。

レッド・デッド・リデンプション2 RDR2

コーヒーを飲みながら、とりあえず今日やることを考えるアーサーさん。プレイヤー自身がアーサーさんになった感じで、どこかゆったりした感覚でプレイするのが良さげですな~。

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