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【感想】Switch『オクトパストラベラー』古き良きRPGが正統進化!すべてが上手くまとまった楽しい作品!

オクトパストラベラー

7月13日に発売となったNintendo Switch『オクトパストラベラー(OCTOPATH TRAVELER)』

発売日からチマチマ進めていたんですがやっと8人の仲間全員を仲間にできました。Switch注目の新作RPG「オクトパストラベラー」はどういうゲームに仕上がっていたのか。

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Switch用新作RPG「オクトパストラベラー」とは

「オクトパストラベラー(OCTOPATH TRAVELER)」はスクウェア・エニックスから7月13日に発売されたSwitch向け新作RPG作品。開発はアクワイヤ。スタッフには浅野智也氏や高橋真志氏といったニンテンドー3DSで発売されたブレイブリーシリーズのスタッフが携わっています。

2017年1月に行われたNintedoSwitch発表会にて「Project OCTOPATH TRAVELER」の名称で発表されましたが、その後「オクトパストラベラー(OCTOPATH TRAVELER)」が正式タイトルとなりました。

本作の特徴は、ドット絵調のHD-2Dを謳うグラフィックと、ターン性バトルに「コマンドブースト」「ブレイク」という要素が合わさったゲームシステム、そして8人の個性的なキャラクターたちの物語です。

オルベリク、プリムロゼ、トレサ、アーウェン、ハーミット、テリオン、サイラス、オフィーリアの8人の旅人がそれぞれの事情から広大なオルステラ大陸を旅します。

全体的に古き良きRPG風なオクトパストラベラーですが、どういう塩梅のゲームになっていたのでしょうか。

「コマンドブースト」と「ブレイク」を駆使して戦おう

オクトパストラベラーの戦闘は古き良きターンベースのシステム。自分のターンに様々なコマンドを選択して敵を攻撃してきます。特徴的なのは「コマンドブースト」「ブレイク」です。

「コマンドブースト」は、1ターンに一度溜まっていくBP(ブーストポイント)を使用して攻撃回数やコマンドの威力をアップすることができる。例えば通常は一回しか攻撃できないですが、コマンドブーストを使うと一度に数回攻撃することができたりします。

オクトパストラベラー

そして「ブレイク」も重要な要素。オクトパストラベラーでは敵に弱点が設定されており、弱点である武器や魔法で攻撃すると敵に設定されているシールドポイントを削ることができます。シールドポイントを0にすると敵は1ターン行動不能状態になり防御力も大きくダウン。戦いを有利に進めることができます。

オクトパストラベラー

いかに敵をうまくブレイク状態にして有利に戦っていくかがオクトパストラベラーでの戦いの基本。コマンドブーストとブレイクの要素があるおかげで、伝統的なターン性バトルに深みを与えています。

ブレイクして無防備になった敵に対して、ブーストポイントをつぎ込み強力な一撃をお見舞いするのがとても楽しいw。あまり複雑な要素がないものの、戦闘システムに関しては非常によくできていると感じます。

ゲームBGMも素晴らしい出来!

スクエニのRPGとなるとBGMの出来にも注目ですが、今作を彩るBGMはどれも素晴らしい。オクトパストラベラーの楽曲を担当するのは、クイズマジックアカデミーシリーズやオトカドール、魔法使いと黒猫のウィズなどで楽曲を手掛けてきた西木康智氏。スクエニ公式では、BGMの作曲風景を収録した動画も公開されています。

バトルBGMも複数用意されており、通常バトル、ボスバトル、格上の敵とのバトルでもそれぞれに曲が用意。どれも盛り上がること間違いなしの曲がそろっております。

BGMにも非常に力が入っているのがわかりますが1つ注目なのがボス戦時のBGMでしょう。ボスとの戦闘に入る際に、普通のゲームならボス戦に入るとBGMが切り替わるようになっていると思いますが本作では一味違う。

キャラごとのBGMとボス戦BGMがシームレスにつながって戦いに突入するのだ!。

これあまりに自然すぎてそういう曲なのかと勘違いしたわw。3回目のボス戦で気づいた。オクトパストラベラーはBGMに関しても非常にクオリティが高いです。

8人の旅人たちそれぞれが個性的!「フィールドコマンド」で色々やってみたくなる

オクトパストラベラーではキャラごとにストーリーが用意。かつて裏切った友を追うオルベリクや、復讐のために冒険に出るプリムロゼ、行方がわからなくなった本を求めて旅に出るものなど理由はバラバラ。どのキャラを選んで冒険に出るか非常に悩ましいところですね。

オクトパストラベラー

しかし深く悩まなくても大丈夫。どのキャラを選んでも各キャラの物語を追うことができます。基本は好きなキャラを選んでおけばオッケー。

8人のキャラにはそれぞれ「フィールドコマンド」という専用コマンドが用意。これは戦闘で使うのではなく、町中でNPC相手に使用するものです。

オルベリクならNPCと戦える「試合」を挑むことができるし、トレサならNPCの持っているアイテムを「買い取る」ことができ、プリムロゼならNPCを「誘惑」することで連れまわし、戦いに参加させることができたりとキャラごとにいろんなことがNPCに対して行うことができるようになっております。

これが非常に面白くって、つい村人全員に試合を挑んでみたりしたくなる。ただの村人なのに異様に強いババアがいたりして油断ならない。またテリオンは「盗む」ことができるんですが、これもお金がない序盤では大活躍。NPCから盗んだアイテムで装備も充実させることができます。

オクトパストラベラー

買取よりも盗むほうが財布にも優しいので、僕のテリオンは新しい街につくたび一通りのNPCのポケットを探る手癖の悪いキャラとかしております。ただ失敗することもあるのでやりすぎには注意だけどね。

アーフェンの「聞き出す」かサイラスの「探る」で見ることができるNPCの情報も面白い。隠されたアイテムが手に入るだけでなく、NPC一人一人にどういう人物なのかの情報がきっちり用意されており、それを読むだけでも面白い。ブラックなことが書かれているNPCから盗めるものが劇物の材料だったりするのも良いw。

「誘惑」でストーリーに関わる人物でも連れまわすことができたりします。

オクトパストラベラー オルベリク

新たな仲間としてアーフェンの親友ゼフをパーティに加えたぜ!

彼は毒薬を相手に投げたりしてくれます。NPCによってどういう行動をとるかは違いますが、ゼフは序盤なかなか使えますw。

フィールドコマンドでNPCにちょっかいを出しまくれるのが楽しくて、ストーリーがなかなか進まないのであった。サブクエストも色々用意されているんですが、やらされている感はありません。やりたい人はやればいいという感じですな。

オクトパストラベラー

またオクトパストラベラーは最初からどこへでも行くことが可能なオープンワールド的なゲームシステムを採用しており、どのキャラを仲間にするか、どこから進めるかを自由に選べます。一応各エリアでは推奨レベルがあり、自分より格上の敵が出てくる場所を進むのは危険が伴いますが、行こうと思えば後半の町やダンジョンにだって行くことができます。

そこで役に立つのがサイラスのサポートアビリティ「エンカウント半減」。これを装備しておけば、強敵とのエンカウントを極力避けながら移動することができるのだ。

これを使うことで、死にかけたり全滅したりしながらも、レベル20台でありながら北の町ノースリーチまで来ることができました。後半の町で装備を整えてからストーリー攻略に乗り出すといったことも可能です。

オクトパストラベラー

フィールドコマンドなどを駆使することで、バランスが崩れそうなプレイが可能になるのもオクトパストラベラーの魅力といえるでしょう。

すべての要素がとてもうまくまとまった一作

ここまではオクトパストラベラーの面白い部分を中心に触れてきたので、そろそろ気になった部分について語ろうかと思ったんですが、

正直なところすごく気になる部分というのは特に見当たらない。

強いてあげるなら序盤はちょっとつまらないかなぁとくらいでしょうかね。始めて間もないと仲間が少ないために、あまりブレイクも狙いにくいし、テリオン選んでいないと盗めもしない、仲間が最低でも4人集まったあたりから急激に面白くなってきます。

また人によってはキャラの掘り下げがやや薄味と感じるかもしれません。でもそこは脳内で補完するのがこのゲームでの楽しみ方かと。

オクトパストラベラー

パーティチャットも用意されているんですが、これが微妙に見逃してしまう仕様になっているのは残念かな。あとはパーティから外しているメンバーにも経験値が入るようにしてくれてたら育てやすかったとも思う。

大きな欠点らしい欠点が特に見当たらないゲーム。昨今の金のかかったゲームにある大作感も感じないので、軽い気分でプレイすることができます。自分の好きなようにゆるくプレイできるのはSwitchの携帯モードとの相性もとてもいい。というかゲットして以降TVモードで一度もプレイしていないw。

オクトパストラベラー 

スクエニ「オクトパストラベラー」。発表会のころから注目していたタイトルでしたが期待通りの出来。古き良きRPG風ではあるものの、高い自由度と巧妙に作られたバトルシステムが本当によくまとまっているゲームとなっておりました。ちょっと品薄みたいですが興味があるなら手に取ってみていただきたいオススメの一本です。

まだまだ僕もプレイしている最中。今日も誘惑して連れてきたNPCとの5人パーティで冒険を進めていこうと思います。

■関連リンク
オクトパストラベラー公式サイト

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