Valveから携帯ゲーム機『Steam Deck』発表!欧米で2021年12月発売。別売りのドックも用意
Valveが携帯ゲーム機「Steam Deck」を発表。いつでもどこでもSteamのゲームが遊べる。
Steamのゲームを遊べる携帯ゲーム機
PCゲームプラットフォームSteamを運営するValveが携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」を発表しました。このSwitchっぽいデバイスは、アメリカ、カナダ、イギリス、欧州では2021年12月に発売。そのほかの地域では2022年に発売するとのこと。日本語ページも開設されています。
Steam Deckはストレージ容量と速度が異なる3モデルが発売され、海外での価格はeMMC形式で64GBのストレージを搭載した基本モデルが399ドル。高速なNVMe SSDを備えた256GBモデルが529ドル、最上位の512GB、NVMe SSD搭載モデルが649ドルです。ストレージはmicroSDで拡張可能。
またゲーム機をモニターにつなぐことができ、有線LANポートも備えるドックも別売りで発売される予定。繋げることで大きな画面で遊べます。
スペックではAMDと提携し開発したZen2/RDNA2を搭載したカスタムAPUを搭載。メインメモリはDDR5の16GBです。本体には7インチのタッチスクリーンが搭載、アスペクト比16:10、リフレッシュレート60Hz、解像度は1280 x 800px。カスタム可能なボタン類のほかにHDハプティクスも搭載されています。
公式サイトに掲載されたスペックは以下の通り。
◆プロセッサー
- AMD APU
- CPU:Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
- GPU:8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
- APU power:4~15ワット
◆RAM
- 16 GB LPDDR5 RAM(5500 MT/s)
◆ストレージ
- 64 GB eMMC(PCIe Gen 2(1枚))
- 256 GB NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚))
- 512 GB高速NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚))
- すべてのモデルに高速microSDカードスロット搭載
◆コントロールと入力
- A B X Yボタン
- 十字キー
- L&Rアナログトリガー
- L&Rバンパー
- 表示&メニューボタン
- 割り当て可能な4個のグリップボタン
- 静電容量方式フルサイズアナログスティック(2本)
- HDハプティクス
- 32.5mm触覚フィードバック付き角型トラックパッド(2個)
- Steamコントローラと比較して55%遅延を低減
- クリックの強度を設定できる感圧式
- 6軸IMU
公式サイトによると、SteamにあるAAAタイトルも快適に動作し、電源を入れてログインするだけでSteamのゲームを楽しむことができるそうです。
携帯機として使え、ドックにつなげば大画面でのゲームプレイも可能、なんだかNintendo Switchを思わせますね。まあSwitchとはユーザー層が被らないだろうけど、ディスプレイに繋げばゲーミングPCのように使えるみたいだしSteamのゲームが携帯機で手軽に遊べるのは、なんだか凄そう(小並)。
日本語のページも用意されていることから日本向けにもきっと発売されるんだろうけど、発売されたら携帯ゲーム機の黒船来航となるかも?ならないかも?
関連リンク:Steam Deck公式サイト、Polygon
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コメント一覧
ちなみにバルカズは俗称・黒船の本来の名前が
意外に日本っぽい響きをしているのをまだ知らない。