「スーパーマリオ64」煙のエフェクトはバグっていた?ファンが1行のコードを追加して修正
今でも親しまれる「スーパーマリオ64」。表示される煙のエフェクトがバグだったのではないかと話題に。発見した人物がコードを追記して修正しています。
誰も気づかなかった煙のバグ
1996年にニンテンドウ64で発売された「スーパーマリオ64」。今でもRTAなどで遊ばれ続けている名作ですが、発売から20年以上経過した本作に誰も気づかなかったバグがあったようです。
スーパーマリオ64では、マリオが溶岩に落ちたり敵から火の攻撃を受けると、お尻に火がついて黒い煙のエフェクトが発生します。しかしこのコードが間違っており、煙エフェクトがバグっていたのではないかとファンが発見して話題になっています。
TwitterユーザーのRyan Bloomさんが報告しているもので、ゲームのファイル内には、より見栄えの良い煙のアニメーションが隠されていたとのこと。
バグ発見に協力したハッカーのzoinknoiseさんによると、ROMハックで隠されたエフェクト表示するためにはコードの「G_IM_FMT_RGBA」を「G_IM_FMT_IA」に変更することで表示できます。
このテクスチャがゲームによって誤った形式で表示され、黒いゴミのピクセルが発生することがわかっています。この時代のビデオゲームの煙は、多くの場合、黒いゴミのピクセルで描かれていたため、20年以上にわたって間違いは気づかれることはありませんでした。
このパッチは、テクスチャを適切な透明の煙として正しく表示することによりエラーを修正します。新しいアートは追加していません。テクスチャはずっとROMの中にありました。
修正された煙エフェクトは、かなり煙っぽいアニメーションになっていますが、これがバグなのか、それとも未使用になっただけなのかは不明です。どちらの煙エフェクトが良いかは人によりそうですが、未だにこういう発見があるとは驚きですね。
関連リンク:Polygon、Nintendoeverything
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コメント一覧
処理負荷を軽くするために渋々半透明では無いレンダリングを選択した可能性もある
興味深い
どちらが正しいのかわからないこと含めて
この時期の表現への正解なきデフォルメがわかる件
として後世に語られるだろう