任天堂とソニーが開発した「Nintendo PlayStation(ニンテンドープレイステーション)」来年オークションに出品!
幻のゲーム機として語られる「Nintendo PlayStation(ニンテンドープレイステーション)」。来年オークションに出品されるそうです。
幻に終わったゲーム機がオークション出品へ
現在ではライバル企業である任天堂とソニーですが、かつてスーパーファミコンの周辺機器として、CD-ROMアダプタの一体型のゲーム機「プレイステーション」が発売される予定だったことはゲーマーの間では有名な話です。
1991年に任天堂とソニーが共同で開発をしていたNintendo PlayStationは、1993年に発売予定だったものの、なぜかお蔵入りになってしまいました。
そんな幻のゲーム機として今も語られ続けているNintendo PlayStationに関し、現在市場に存在している唯一のものと思われる一台が2020年2月にオークションへ出品される予定であることが話題になっています。
現在のNintendo PlayStationの所有者はTerry Dieboldさん。Terry Dieboldさんは2009年にオークションサイトにて元ソニーの幹部が放棄するために出品していたものを購入。その後5年ほど屋根裏にしまい込んでいたそうですが、2015年に息子が発見しネット上に写真を公開したところ、ゲームコレクターたちの間で話題になりました。
その後Terry Dieboldさんと息子は、各地のレトロゲームイベントにNintendo PlayStationを持ち込み、多くのゲームファンに見せて回っていたそうです。しかし、この旅に収入はなく金銭的な負担がかかっていたとのこと。
Kotakuの取材に対しTerry Dieboldさんは「私はお金を失い続けることはできません。私たちはこれと旅を続けてきて多くの仕事をしましたが、その間私たちは何もしませんでした。私たちのNintendo PlayStationとの旅の費用は、すべて私たちが払っています」と答え、オークションに出品する理由を明かしています。
Nintendo PlayStationは世界最大のオークションサイトHeritageに出品されます。ページも登場しており2020年2月27日から入札可能となっています。
Terry Dieboldさんによると、ノルウェーの個人から120万ドル(約1億2000万円)で購入したいとの打診があったそうですが、それを断っての出品とのこと。落札された場合は息子と折半したうえで今までに抱えた負債を支払う予定で、オークションが終わっても「ほとんど手元には残らないだろう」とTerry Dieboldさんはコメントしています。
HeritageのNintendo PlayStationのオークションでは最低落札価格が記載されていません。Heritageはオークションにかけられるアイテムの推定値をリストに記載することがありますが、今回のアイテムは、これまで取引されたことがないものであることからリストされていません。
どれくらいの値段が付くのかはオークション当日にならないとわかりませんが、ゲーム業界的にも貴重なNintendo PlayStation、おいくら万円になるんでしょうね。
【追記】ヘリテージオークションに出品されていたニンテンドープレイステーションが落札されました。
関連リンク:Kotaku、Heritage Auctions
ディスカッション
コメント一覧
元ソニーの幹部がオークションに流したとか個人の物じゃないだろうに元幹部はろくなもんじゃねぇな
SCEの元会長の丸山さんの証言によると任天堂プレイステーションが実現しなかったのは久夛良木の強引な交渉のせいらしいね
一応補足しとくと、交渉が決裂した原因は、ほぼ詐欺に近い契約結ぼうとクタたんが画策したのを、NOAの人がこの契約書の内容やばいっすよって差し止めたために、幻で終わったらしい。(なんでらしいかは、この件に関しちゃ任天堂側からの正式な話って出てきてないから。)
その契約って、SFCで販売されるCDロムゲームソフトのロイヤリティーと権利を全てソニーが分捕るって普通におかしい契約だったとの事。
つーか、他社商品の筈のSFCにデカデカとソニーロゴつけてる辺りから大体察するなぁ、コレ。
要は乗っ取りだよね。
因みにコレに勘付いたのは山内組長の身内(婿?)だっけ。
借金してまで見せびらかして回ってたんかよ