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【感想】『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ』ファンなら是非プレイするべきボリューム十分なDLC!

Switch「ゼノブレイド2」のDLC「黄金の国イーラ」が9月14日からエキスパンションパスユーザー向けに配信開始されました。僕もさっそくプレイしていますが、思った以上にボリュームがあります。しばらくこればかりやっておりました。

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「ゼノブレイド2 黄金の国イーラ」とは?

今回話題にする「黄金の国イーラ」は、Switch「ゼノブレイド2」の「エキスパンションパス」ユーザー向けに配信されるDLCです。

ストーリーとしては、ゼノブレイド2本編から500年前の時代を舞台に、本編では敵側だったイーラの首魁シンを主人公に据えた物語が展開します。黄金の国イーラでは、新しいストーリーと新しい舞台、そして本編とは少し変わった戦闘システムを楽しむことが可能となっています。

DLCではあるんですが「黄金の国イ-ラ」単体でもパッケージとして発売されることが発表されています。そのためゼノブレイド2を持っていなくてもプレイ可能です。未プレイの人はどちらからプレイしても大丈夫ですたぶん。

500年前の出来事が描かれる

「黄金の国イーラ」では、500年前のストーリーが描かれます。すでにゼノブレイド2をプレイしていて、エンディングまで見たという人ならストーリーがどうなっていくのかは大体察しが付くかもしれませんが、本編とは異なるキャラクターたちの姿は、既プレイなら新鮮にも思えるし、今後の展開を知ってる分ちょっと複雑な気分にもなりますね。

新キャラとしては本編でもチラチラ出てきたアデルが、やっとフードを脱いで姿を見せてくれます。本編ではどういう人物なのかはイマイチうかがい知ることが難しく、クソダンジョンを作った人物という印象があるキャラでしたが、黄金の国イーラではパーティメンバーとして登場。

あのジークのご先祖様というのも納得できる明るいキャラクターとなっております。

また本編ではツンデレキャラだったヒカリちゃんですが、本編よりもツンツンしております。まあイキってた頃のヒカリちゃんだからね。

主人公であるシンも、料理が得意な優しいキャラとなっております。根は優しいからこそ本編であんな感じになっちゃんだなぁ、みたいなことをつい思ってしまう。

そしてラウラも、徒手空拳と紐で戦っております。この子は公式サイトを見ると主人公ではないのよね。本編でも少し登場していた人物でしたが、戦っているときに「私も同じ気持ち!」とレックスみたいなこと言ってて笑った。こういうファンサービスもうれしい部分ですね。

本編クリア済みの視点だと、500年前のキャラたちがどういう人物だったのか、ゼノブレイド2本編との違いが面白い部分です。

色々変わった戦闘システム

ゼノブレイド2本編と大きく変わっている部分としては戦闘システムが挙げられます。黄金の国イーラでの戦闘システムは元々の戦闘システムをシンプルにしたような感じです。

イーラでの戦闘システムは、前衛の「アタッカー」と後衛の「サポーター」に分かれておりドライバー1人とブレイド2人でひとつのチームとなっています。付け替えはできず固定となっており、例えばラウラチームはシンとカスミで組んでいます。前衛は攻撃を担当、後衛は前衛をサポートして戦うというスタイルです。

アタッカーとヒーラーのラウラチーム、アタッカーのアデルチーム、タンクのユーゴチームと役割が明確なのもわかりやすいですね。まあ本編もわりとわかりやすかったけど、ブレイドの組み合わせが固定なおかげで、悪名高いフィールドスキルでのブレイド付け替えもしなくて済むの地味にいいですなw。

バトルは基本はゼノブレイド2と変わらないのですが、ブレイドスイッチの代わりに「アタッカースイッチ」「ブレイドスイッチ」が登場。状況に合わせ前衛と後衛、そしてブレイドを切り替えて戦います。切り替えることでアーツもすべて貯まるので攻撃の手数を増やせますが、同時に体力回復としても使うものとなっています。

イーラではダメージを食らうと「リザーブHP」というものが出現。HPゲージの赤い部分がリザーブHPで、徐々に減っていってしまいますが、アタッカースイッチを行うとリザーブHP分のHPが回復します。

一応回復ボトルをラウラが出すことができたり、カスミが回復役のブレイドではあるんですが、どうしてもプレイしていたら足りなくなります。基本、回復はアタッカースイッチでやるものとなっています。なんか文章で説明するとよくわからないかもしれませんが、ちゃんとチュートリアルが用意されているので安心してください。

また「ブレイドコンボ」も新しくなっております。ゼノブレイド2本編では、アーツで敵を攻撃することで属性がつながっていき、最後までつながるとブレイドコンボで大ダメージと属性玉が付きました。

イーラでは仕組みがわかりやすくなり、アーツを特定の順番でつないでいくとブレイドコンボが成立し、必殺技で大ダメージという仕組みとなりました。

必殺技は全部で16種類あり、チュートリアルでは「火→火→光」の組み合わせを教えてくれますが、あとは自力で見つける必要があります。

手がかりがなさすぎでどうすればいいのかわからん!と嘆いている人もいるかもしれませんが、実はつなげるだけなら簡単です。

コンボをやる際、「ヒートII」などと書かれている選択しではなく「バーンアウト」といった技名が書かれているアーツを選択していけば、最後までつながっていきますぞ。まあ狙った属性の必殺技を出すとなると、覚える必要があるかもしれません。

また属性玉がつけやすくなりました。フルバーストも出しやすくなってますね。

本編になかった要素としては「タレントアーツ」があります。これは各キャラが持っている固有の能力で、例えばラウラなら、HPを半分にすることでアーツゲージが全部たまるとか、条件を満たして使うことができるものです。

基本的には戦闘を有利にするんですが、HPを減らすとかは生死にかかわる部分。使いどころは考えてやらないといけません。これ本編にもほしかったな~。

Switch『ゼノブレイド2』の戦闘システムが複雑なのでまとめてみる!

黄金の国イーラの要素「キャンプメニュー」を活用しよう

黄金の国イーラでの特徴的なシステムに「キャンプ」があります。フィールドのキャンプポイントで行うことができ、キャンプでは本編では宿屋でできたボーナス経験値でのレベルアップのほかに、キャラクターごとにアイエムのクラフトを行うことができます。

シンとワダツミは料理アイテムを製作することができ、ラウラはお守りを作れます。ユーゴは機械を採取できるようになるアイテムを作ることができたりします。ヒカリはゲテモノ料理が作れます。アイテム類は基本的にキャンプで作るものとなっております。レシピはサブクエストのクリアで増えていきます。

キャンプではアイテムを作れるほか、会話イベントでストーリーのヒントを教えてくれます。また宿屋の代わりに、キャンプでボーナス経験値を使ったレベルアップができます。

広げよう「ヒトノワ」

今作では「ヒトノワ」という要素が存在。これは各町やフィールド上にいるNPCとラウラ達の関係性を表した感じのもので、NPCからのクエスト依頼をこなすとヒトノワが増えていきます。

ヒトノワの便利な部分はクエスト管理がしやすくなったことですね。ヒトノワが広がると、次に発生しているクエスト受注場所がわかるようになるので便利です。クエストをクリアしてヒトノワを増やしていくというのが一種のやりこみ要素になっています。

個人的には「ヒトノワの広がりはラウラやシン達がどう生きたかの証です」というチュートリアルの文章がなんかズシッっときたぞ。すでにプレイしているからこの先の結末を知ってるからね、、。

ともかくヒトノワのおかげでクエストの管理がしやすいのはいいですね。これ本編でもほしかったな。なお、初めて話したNPCがヒトノワに加わる際の演出は設定で切ることができます。

黄金の国イーラはボリューム十分!

「黄金の国イーラ」はゼノブレイド2のDLCですが、コンパクトにまとまっているもののボリュームに関しては十分あるように感じます。かくいう僕も進む速度が遅いせいもあるけど、まだクリアをしていなかったりします。イーラをプレイしたせいで本編でまだやっていなかったクエストをやろうとか思っちゃったりして、再度ゼノブレ2沼に沈んでしまったのです。

これをゼノブレイド2の入門編としてもいいけど、やはり本編をやったうえでやるのがいいんじゃないかと感じます。本編を後半まで進めてからDLCに取り掛かるのが理想って気がしますね。ただUIに関しては本編よりはちょっと良くなってるけど、相変わらずわかりにくいっす。

新規BGMもいいし、やりこみ要素も十分。グラフィックもちょっと綺麗になっています。エキスパンションパスを買ったユーザーの満足度は高めなのではないでしょうか。

「ゼノブレイド2 黄金の国イーラ」はDLCとして考えた場合、十分なボリュームを持ったDLCに仕上がっていました。ゼノブレイド2本編が好きな人はエキスパンションパスを買ってプレイするか、パッケージも出ているのでそちらで是非プレイしてみてほしいですね。

まあ、ゼノブレ2のファンなら、とっくの昔にやってそうだけどもw。

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