【感想】Switch『マリオカート8 DX』新しくなったバトルモードが面白い!無印プレイ済みでも楽しめる作品
2017年4月28日に発売となったニンテンドースイッチ「マリオカート8 DX」。僕も買ってプレイし、隠しキャラまで出したので感想を。
無印をやっていても楽しめる
まず最初に、本作は2014年にWiiUで発売された「マリオカート8」のいわゆる完全版です。
実際、僕も今から3年前に「マリオカート8」を購入して遊んでおります。今回の感想はマリカ8既プレイの身としての感想となっております。
主な変更点について
Switchで改めて出るにあたりいくつもの変更点が加わっています。主な変更点としては以下の通り。
- 映像がフルHDになった。(前作はHD)
- ドリフトすることで発動するミニターボに三段目の「ウルトラミニターボ」が追加。
- 「マリカ8」にあったDLCはすべて収録。
- 新しいキャラとして「ガール」「ボ-イ」「クッパjr」「キングテレサ」「カロン」追加。
- 200ccなど、すべてのクラスが最初から解放。
- キャラクターは隠しキャラ一体(ゴールドマリオ)以外は最初からすべて使用可能。
- アイテムを2つまで所持可能。
- 新アイテムに「羽根(バトルモードのみ)」「テレサ」が追加
- 「ハンドルアシスト機能」が追加。崖から落ちなくなる
- ネット対戦のロビー画面でもマシンやキャラを変更可能に。
- バトルモードは5つのモードが用意され、専用ステージも登場。
- Switchならではの機能として、テレビモード、携帯モード、テーブルモードで遊べる。
- HD振動で細かい振動を体感できる。
こうやってリストにすると変更点が多い印象ですが、基本のゲーム内容は「マリオカート8」とおなじであるため、すでにそちらをプレイしたことがある人だと新鮮味は薄いかもしれませんね。
ただ、今回は、大きな変更点として、「バトルモード」が大幅にパワーアップしているのが最大の特徴だと思います。
大きく進化!「バトルモード」
今作の「バトルモード」は、「ふうせんバトル」に加えて「ドッカンボム兵」「スパイVSパックン」「あつめてコイン」「いただきシャイン」全部で5つのゲームモードが用意されました。これらのモードがどれも面白いものに仕上がっています。
「ふうせんバトル」に関しては8の時点でありましたが、8では既存のコースを流用したステージが用意されただけであまり面白いものじゃありませんでした。
過去のマリカのバトルモードといえば、もうひとつの目玉といてもいいくらいに熱中できるモードだったはずなのに、8では、ただのおまけモードくらいの仕上がりになっておりションボリ。8の大きなマイナス点といっても過言ではなかったですね。
ところがDXでは大きく改善。それぞれ遊びかたが異なるモードが搭載されたことで、これだけでも十分遊べる内容になっています。
まずは「ドッカンボム兵」。こちらは使えるアイテムがボム兵のみというボンバーマンめいたモードですが、レース中に使うボム兵とは違ってモード専用のボム兵になっている。違いは投げたら間をおかずに爆発するようになってるほか、自分、またはチームのボム兵の爆風にあたっても食らうことがありません。
「スパイVSパックン」は、片方のチームがパックンを持ち、もう片方のチームは逃げ回るというケイドロのようなルール。パックン側は、相手チームを全員捕まえると勝利。スパイ側は制限時間内逃げ切ることができれば勝利。
もしパックンに捕まったとしても、ステージ内にある牢屋に触れる(牢屋の下に鍵のアイコンが出ている)と牢屋につかまっている仲間を助け出すことができます。逆にパックン側は、スパイが逃げ出さないように注意を払う必要があります。
「あつめてコイン」は、制限時間内にあつめたコインの枚数で勝敗を決めるモード。アイテムで攻撃することで、相手のコインを減らすこともできます。
「いただきシャイン」はステージに1つだけ置いてあるシャインを手に入れ、一定時間逃げ切ることができれば勝利。
「バトルモード」強化がDXで一番大きな変更点でしょう。
どのモードも面白いものに仕上がっており、バトルモード専用のステージもちゃんと用意されている。マリカ8を知っていればいるほど、ここまでパワーアップしたかと驚くことうけあいですぞ。
レースでの変更部分について
通常のレースでも、アイテムが2つもてるようになったことで戦略性がアップ、8よりもアイテムでの順位変動が起こりやすいのではないでしょうか。
そのぶん、先頭を走っているとトゲゾー甲羅やカミナリも以前よりバンバン飛んでくる気が。そこはマリカーだししょうがないところ。ガチのレースゲーとは違います。
「ハンドルアシスト」に関しては、これが機能している状態だと崖から転落するというようなことがなくなるため、初心者や、よく転落してしまう人にはうれしい機能。
孫に買ってあげた爺さん婆さんでもプレイできるんじゃないかってほど補正が効きます。おかげでただでさえ遊びやすいマリカがさらに遊びやすくなっております。なお、この機能がONだと「ウルトラミニターボ」は使えません。
Switchだからいろんな場面で遊べる
マリカ8DXは「Switchで遊べる」のも重要なポイント。グラフィックが強化されただけでなく、どこでも持ち運んで遊べるようになりました。「テレビモード」だけじゃなく「テーブルモード」「携帯モード」でも遊ぶことができるのはSwitchならでは。
ジョイコンも片方あれば遊べるため、2Pプレイするだけなら新しく買い足す必要もありません。CMでもおすそ分けプレイしていましたね。
最大で4人での画面分割プレイが可能。4人でやると30fpsまで下がるようです。分割プレイに付き合ってくれる人がいるかどうかは別として、複数のプレイスタイルが選べるのはいいですね。
グラフィックもTVモードだけじゃなく、携帯/テーブルモード時のSwitch本体側液晶での表示も綺麗。「マリオカート8DX」はSwitchというハードの特性を最大限生かしているのではないでしょうか。
細かいけど気になる部分
ネット対戦に関しては基本的には8と仕様はあまりかわらず、ロビー画面でキャラとカートの変更が可能になった点くらいでしょうか。コースも通常のマッチングで参加する場合にはランダムで選ばれた中から選択し、その後抽選され決定するというもの。
バトルモードのオンライン対戦では、遊びたいモードを選択することは出来ずランダムで決定する。この辺は自分で選びたかった。
他にも「ハンドルアシスト」をどうやって切るのかわかりにくいのは不親切。初期ではアシストONなのでウルトラミニターボや崖を超えるようなショートカットを使いたい場合には切りたくなるんですが、それがどこでできるのか悩んでしまった。
ちなみに切る方法は、カート選択画面にて-+ボタンを押して性能を見ると、下にアイコンが表示されているので、対応するボタンを押すことでON/OFFを切り替えることができます。(ハンドルアシストは左のアイコン)レース中でもポーズ画面で切ることができます。
無印を遊んだ人でも楽しめる!
無印版をやった身からすると、もう一回同じソフトを購入するのはちょっとなぁという気持ちもあったんだけど、
プレイした感想としては、
やっぱりマリカはおもしろいな~。( ͡° ͜ʖ ͡° )
と改めて感じましたねw。
特にバトルモードが面白いものに仕上がっているのが個人的には一番評価が高いポイント。元から完成度の高い作品でしたが、不満点だったバトルモードを大幅に強化し、より隙のない作品に仕上がっています。
Switchを持ち運んでどこでもプレイできるし、長く遊べるSwitchの定番ソフトになるのは間違いないところ。「マリオカート8 DX」無印をやっている人や、そうでない人、どちらにもおすすめできるSwitchの名作です!
※この感想は「ばるろぐ」で公開していたものを修正して公開しています。
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